俺、この世界から消えたみたいです

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タマ？



もう何か…分かんないや。




ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ



伊「あ 二宮くんきた」



健「に、二宮くん！？」


二宮「おじゃましますよ〜


おぉ 山田」


山「二宮…くん」



メンバーじゃない 誰かに名前呼んでもらうことは



もう無いんじゃないかって



心のどこかでそう思ってたから






山「俺のこと…分かるんだ… 健人も？」



健「山田くん？分かりますよ？」


…俺が急に泣き出したから 焦ったかな



でも 俺にはその行動の全てが嬉しい


だってさっきまで



俺は全ての行動を無視されていたんだから



いや、 誰にも気づかれなかったんだから




山「二宮くんと…健人にも話していいかな？伊野尾ちゃん 大ちゃん」




そう 俺が聞いたら 二人は優しく頷いてくれる





何でかわかんないけど 何もかもが嬉しくて



今 誰かと話せてることが幸せで仕方ない



山「聞いてほしいことがあるんです…。」




そして、また俺は話し始めた


朝から俺に起きたこと 全部を話した。






二宮「不思議ですね…」




健人「山田くん… 辛かったんですね… 怖かったんですね…



よく耐えましたよ… やっぱり山田くんは


凄いですね」



健人が泣きながらそう話してくれる



二宮くんもその姿をみてぐっと涙を堪えている。



そして 抱き合って泣いている 伊野尾ちゃんと大ちゃん




俺って こんなにいい人たちに囲まれたんだ




ここに 伊野尾ちゃんと大ちゃん以外のメンバーがいないことがやっぱり 辛いけど。

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