キャスト05 ページ6
「改めて、俺はこのハロウィンの案内人の圭人。こっちは案内人兼ハロウィンの魂のジャック。」
「案内人？」
「うん。ハロウィンは年に一回の俺達モンスターにとっては一番大切なイベントだからね。」
あ、そうか。
私達はモンスターって設定になるのか…。
何だか本当にハロウィンをエンジョイしてる気分だ。
ここ数年、まともにハロウィンを祝った経験ないからかなぁ。
「案内人は俺とジャックの二人だけ。ハロウィンの全てを管理してるから管理人とも言われてるんだけどね……あ、ちょっと待って！」
圭人さんは急いで街灯に駆け寄った。
「それっ！」
これまた可愛らしい掛け声と共に、圭人さんは手に持ったジャックを振りかざした。
すると今まで灯りのついていなかった街灯がオレンジの光を灯した。
「すごい…魔法みたい！」
「その様子だとかなり長い間、人間の世界にいたんだね。すぐに慣れるよ。」
『とにかくハロウィンで困ったら、圭人か俺に言えば解決ってわけだ！』
カボチャ型のランタンのジャックはまた笑った。
「ハロウィンは年に一回きりだからね…。永遠を生きるモンスターにとっては一年は短いけど、一日はもっと短いんだよ。」
「……はい。」
「あ、そんなに堅くならないで！楽しんでいこうよ！Happy Halloween!」
「ハ、ハッピーハロウィン…？」
ぎこちない私の台詞を、圭人さんは満足そうに微笑んでくれた。
「さっきの洋館には俺以外にもモンスターが住んでるんだ。帰ったら紹介するよ。」
「うん！他のモンスターにも会ってみたいな。」
「ちなみにさっきの子、覚えてる？」
さっきの子って、あの人だよね？
ジャックが確か…
「裕翔さん！」
「そうそう！すごい、記憶力良いんだね。」
何せまだそんなに人に会ってないからかな？
圭人さんとジャックと裕翔さん。
それからさっきからちょいちょい入ってくる光さん？
「裕翔は魔法使いの末裔だよ。まだまだ見習い。5年前にここに来たんだ。」
「5年？」
「そうだよ。大きな魔法は使えないけど、力はあるから使いこなせるようになればきっと優秀な魔法使いになれるって光くんが言ってたんだ。」
「光さんって？」
「裕翔と同じ魔法使い。経験豊富だから何でも魔法でできるよ。裕翔に魔法を教えてるんだ。」
魔法使いか…。
いよいよ本格的なハロウィンの世界観が出て来たな…。
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春みかん(プロフ) - はい！！またお邪魔します(*’▽’) (2016年3月10日 22時) (
レス) id: fc4caac89c (このIDを非表示/違反報告)
天凪(プロフ) - 春みかんさん» ありがとうございます！大好きなんてお言葉、私にはもったいないです！更新頑張ります。またお時間がありましたらコメント欄にも遊びに来てくださいね！ (2016年3月9日 22時) (レス) id: a99f998358 (このIDを非表示/違反報告)
春みかん(プロフ) - この小説大好きです！！更新頑張ってください！ (2016年3月9日 22時) (レス) id: fc4caac89c (このIDを非表示/違反報告)
天凪(プロフ) - なる.さん» ありがとうございます！まだまだ至らない点も多いですが、最後までよろしくお願いします！ (2016年3月7日 7時) (レス) id: a99f998358 (このIDを非表示/違反報告)
なる.(プロフ) - この作品、すっごく面白いです、！更新頑張ってくださいさい。楽しみにしてます、！ (2016年3月7日 6時) (レス) id: 1c30441fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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