. ページ23
圭人サイド
朝起きると、賑やかな声がドアの向こうから聞こえてきた。
何で…？
あっ、ここ山ちゃんの家だ…
どうしよう、色々ありすぎて何て言えばいいのか…
悩みに悩んで、とにかく謝ろう。そう決めた。
勇気を出してドアを開くと、山ちゃんと知念、それに薮ちゃんと大ちゃんの姿まであった。
不思議な顔ぶれが集まっていて益々困惑した。
大「あ、圭人！おはよ！」
「お、おはよう…」
宏「こっち座りなよ。ほら大ちゃんそこ退いて！」
大「わっ、薮ちゃんヒドイ。」
ニコニコしながら床をトントンと叩く薮ちゃん。
素直にそこに座ると皆が俺に向き合って、少し不安な感覚に陥った。
嫌な予感がする…
「えっと…薮ちゃんと大ちゃんは何でいるの？」
宏「あー、それはねぇ、圭人にお話があるからです！」
涼「ちょっと薮ちゃん、テンション。笑」
ケラケラ笑っている皆にちょっとホッとする。
「あの、その前に！」
大「ん？どうした、圭人？」
「うん…えっと、山ちゃん、知念、昨日はごめんね…」
侑「圭人…」
涼「ごめんって言うなら、言ってほしかったな。隠してたんでしょ？食べられないこと。」
知念は困ったような顔、山ちゃんからは直球で返ってきて言葉に詰まる。
すると大ちゃんが背中を擦ってくれて…
大「まあまあ…圭人も辛かったんだよな？俺らの前でも元気に振る舞ってくれて、すごく頑張ったよ、圭人は。ありがとね。」
大ちゃん…
優しい言葉に泣きそうになる。
侑「泣くのは早いよ。笑」
涼「そうだよ。俺も気づいてなかったんだから…ごめんな。これからは一緒に頑張るから。俺らを頼ってほしい。」
「やまちゃん…皆ありがとう。」
怒らせたと思っていた山ちゃんは本当は心配してくれていて、皆にも励まされて…
やっぱりちょっと泣いちゃった。
それから暫くして、薮ちゃんが真面目なトーンで話し始めた。
その内容は、今の俺には辛そうなことばかりだった。
毎日同じ時間に寝て、起きること。
毎日ご飯を3食食べること。
食べられなかった分は、薮ちゃんたちに“お薬”で補ってもらうこと。
侑「3食って言っても無理そうだったら食べなくていいからね。そんなに気負わなくて大丈夫だよ。」
圭「うん…わかった。でも、お薬って？どういうの？」
もし注射だったら嫌だなぁ…なんて思っちゃった。
宏「それは今からしようかなって思ってたとこ。昨日の分ね？」
えっ…なんか怖いな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 247人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つくし(プロフ) - ssfkさん» コメントありがとうございます！すぐには出来ませんが別の案が思いついたら書いてみます！ (2020年4月30日 21時) (
レス) id: e99bb8d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
つくし(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます！更新を待って下さる方がいるだけで行き詰まっても頑張れます…！ペースは安定しませんが、これからも楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2020年4月30日 21時) (レス) id: e99bb8d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
ssfk(プロフ) - 経管栄養をされるりょうすけくんもよみたいのでできましたらお願いします (2020年4月30日 21時) (レス) id: fa29755135 (このIDを非表示/違反報告)
つくし(プロフ) - 受け付けてます！ただ物凄く時間が掛かります…。でも山田くん高木くんペアでのお話はまだ書いてないので内容を思いつき次第書こうと思います！気長に待って下さると大変助かります…コメント有難うございました♪ (2020年4月30日 21時) (レス) id: e99bb8d8e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！ (2020年4月29日 22時) (レス) id: c89e3ac024 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2020年3月22日 3時
