逃げられない ページ10
遠くで物間くんが爆豪くんを挑発しているのか、爆豪くんからドス黒い気迫が溢れる……。
『こっわいなぁ……』
とはいえ、今爆豪くんの意識が私たちから物間くんの方に向けられたのはチャンスだ。
『デクくん、今のうちに…』
「うん、皆 逃げ切りがやりやす…」
そこでザッ…と目の前に立ちはだかる、騎馬。
「さア残り時間半分を切ったぞ!!」
デクくんが大きく息を吐いた。
「そう上手くは…いかないか」
『逃がしてはくれないね…』
冷や汗が頬を伝う。
「そろそろ 獲るか」
目の前には轟くんを騎手とする、飯田くん、百ちゃん、電気くんの騎馬。
「もう少々終盤で相対するのではと踏んでいたが…随分買われたな緑谷」
『困ったねえ…』
苦笑いしながら、目の前の騎馬を見据える。
「時間はもう半分！
足止めないでね！
仕掛けてくるのは…一組だけじゃない！」
デクくんの指示を聞き取りながら、体を身構える。
目の前から突っ込んでくる轟くんの騎馬と、周りからも何組か騎馬が迫ってきた。
しかしそれは電気くんの放電で一気に感電する。
『ッ!!』
黒影が盾になってくれたため、感電することは無かった、が安心してる場合じゃない!!
「悪いが、我慢しろ」
轟くんは百ちゃんが創った棒から地面に氷を伝わらせ、周りの騎馬を足止めさせる。
「バックパックがイカれた!!?」
『タイミングが悪い…』
先程の電気くんの放電によりバックパックが故障したようだ。
「強すぎるよ！逃げ切れへん！」
「牽制する！」
黒影が轟くん達に手を伸ばすが
「……!!」
百ちゃんの盾に防がれた。
「″創造″…！厄介過ぎる！」
「いや…それ以上に上鳴だ」
轟くん達も私たちもお互いに距離を空けてどう出るかを様子見る。
『確かに、電気くんの電光は…困りものだね…』
騎馬戦が開始する前に常闇くんから聞かされていた黒影の弱点。
強い光のせいで黒影の攻撃力が低下している。
そのせいか黒影はクスンクスンと及び腰になっている。
「攻撃力低下…それ向こうには知られてないよね？」
「恐らくな。
この欠点はUSJで口田に話したのみ そして奴は無口だ」
『つまり…』
「…うん、知られてないなら牽制にはなる…！
大丈夫…！何としても1000万は持ち続ける！」
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jumpcontrolbear(プロフ) - ベルさん» コメントありがとうございます！更新頑張りますね!! (2018年9月24日 0時) (
レス) id: 10ce31b7ea (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読みました！更新楽しみに待っています！！ (2018年9月23日 19時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
愛きゃん(プロフ) - 上手く表現出来てるか分かりませんが……(><) (2018年7月26日 22時) (レス) id: fd02c8ba12 (このIDを非表示/違反報告)
jumpcontrolbear(プロフ) - 愛きゃんさん» またまた描いて下さったんですか！？感激です！！ぜひ見させていただきますね！！ (2018年7月15日 23時) (レス) id: c47121f885 (このIDを非表示/違反報告)
愛きゃん(プロフ) - またイラスト描かせていただきましたのでよければ見てってください！((土下座 (2018年7月14日 0時) (レス) id: fd02c8ba12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だし丸 | 作成日時：2018年4月23日 23時
