Let's ヒーロー名 ページ44
A side
「この時の名が！世に認知されそのままプロ名になってる人多いからね!!」
入ってきたのは相変わらず過激なコスチュームに身を包んだミッドナイト先生だった。
カツカツとヒールを鳴らしながら教卓まで来るミッドナイト先生。
「まァそういうことだ。
その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう」
相澤先生は、俺はそういうのはできん、と呟きながら机の下から寝袋を取り出す。
先生、寝袋そこに常備してるのかな……。
「将来、自分がどうなるのか名を付けることでイメージが固まりそこに近づいていく。
それが「名は体を表す」ってことだ。
″オールマイト″とかな」
先生はそれだけ言うと寝袋にくるまる。
ヒーロー名……。
回されたボードを受け取りながらどうしようかな、と頭を捻る。
･
「じゃ、そろそろ出来た人から発表してね！」
15分位時間が経ってから突然の発表形式を告げられる。
皆の前で発表するって中々勇気いるよなぁ……。
しかもこういうのの一番手って……。
クラス全体が困惑する中、真っ先に教卓に向かって行ったのは青山くんだ。
「行くよ」
青山くんは勢いよくボードを掲げる。
「輝きヒーロー
″I can not stop twinkling.″」
「短文!!!」
「そこはIをとってcan'tに省略した方が呼びやすい」
そこッ!?
いや、英語圏で育ってきた私にとってはそれもあるけど…そこを訂正して欲しいんじゃない……!!
青山くんに続いて三奈ちゃんも前に立つ。
「じゃあ次アタシね！
エイリアンクイーン!!」
「2!!血が強酸性のアレを目指してるの!?やめときな!!」
ミッドナイト先生に激しくつっこまれて三奈ちゃんはちぇーと席に戻った。
なんだか大喜利みたいな流れになっちゃったな…。
そう考えるのは私だけじゃないようで他のみんながも気まずそうに顔を下げている。
この流れで行ってくれる人は……
「じゃあ次私いいかしら」
……いた、梅雨ちゃん。
「小学生の時から決めてたの、フロッピー」
「カワイイ!!親しみやすくて良いわ!!」
梅雨ちゃんらしいヒーロー名に内心ホッとする。
兎にも角にも梅雨ちゃんのおかげで空気を戻すことが出来た…。
「んじゃ俺!!烈怒頼雄斗!!」
男らしい字で書かれたヒーロー名は鋭児郎くんのヒーロー名で、″紅頼雄斗″というヒーローをモチーフにしているらしい。
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jumpcontrolbear(プロフ) - ベルさん» コメントありがとうございます！更新頑張りますね!! (2018年9月24日 0時) (
レス) id: 10ce31b7ea (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読みました！更新楽しみに待っています！！ (2018年9月23日 19時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
愛きゃん(プロフ) - 上手く表現出来てるか分かりませんが……(><) (2018年7月26日 22時) (レス) id: fd02c8ba12 (このIDを非表示/違反報告)
jumpcontrolbear(プロフ) - 愛きゃんさん» またまた描いて下さったんですか！？感激です！！ぜひ見させていただきますね！！ (2018年7月15日 23時) (レス) id: c47121f885 (このIDを非表示/違反報告)
愛きゃん(プロフ) - またイラスト描かせていただきましたのでよければ見てってください！((土下座 (2018年7月14日 0時) (レス) id: fd02c8ba12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だし丸 | 作成日時：2018年4月23日 23時
