作間くんは後輩さん (ページ3)

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?「…あの、」

振り向くとそこには高身長イケメンさん

涼「あれ?さくちゃん!どしたの〜」

ほう、このイケメンさんはさくちゃんさんというらしい

少し置いていかれている私を見兼ねてはしもっちゃんが

涼「この子は1年生の作間龍斗っていって、同中だったんだよね〜」

ね〜なんてニコニコして作間くんに話しかける

作「俺、1-4の作間龍斗です」

『あ、2-4相原○○です』

どうもどうも、よろしくお願いします
なんて建前の挨拶お互い終わらせたところで本題(?)へ入る

『えっと、それでさっきはどうしたの?』

「いや、あの、俺少食なのに買いすぎちゃって、もし良かったら、これ食べきれないかもだから貰ってくれませんか??」

そう言って目の前に出されたのは私たちのお目当てだったメロンパン

『いやいや、そんな申し訳ないよ』

作「いえ、全然、○○先輩にあげたいんです」

なぜ私に…?初対面だけど…とは思いながら

流石にここまで言ってくれているのに貰わない訳にはいかないということで、ありがたくいただいた

涼「さくちゃんほんとありがとー!!」

『ありがとう』

作「いえいえ、こちらこそありがとうございます」

そう言って満面の笑みとまではいかないが、
彼の笑顔に少し胸がドキンとしたのには、おそらく母性本能からだろう

瑞「おそい!」

瑞稀はもう用事が終わっていたのか教室で待っていた

『誰のせいだバカ』
『そんなん言ってたらメロンパンあげないよ?』

瑞「え!あるの?!ごめんなさい許してください」

瑞稀にパンをあげるとこれまた可愛らしい笑顔で受け取る

『なんか作間くんっていう優しい子が譲ってくれた』

瑞「なにそれ、超いいやつじゃん」

『感謝しなね』

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?「あれ?さくちゃん顔赤くね?」

作「ん?いや、なんでもないよ」

?「きっかけ作りしに行くって言ってなかったっけ?」
「できた?」

作「…わかんないけど、可愛かった」