美女とJUMP 4

190【第2ボタン】 ページ45

SideA


うちは特に何もすることがなかったから途中で帰ってきた。


いいな〜PV撮影……。


暇だし部屋の片づけでもしよっかな。


ん？この箱って……。


中をあけると制服のボタンが9つ入ってた。


あぁ〜。これあれか(笑)





5年前


今日は薮くんの卒業式。


メンバーの中ではうちしか行かんかったけど。


A「薮くん。卒業おめでとう！」


宏太「おー。Aちゃん、わざわざありがとね」


あれ？薮くん若干目が潤んでる。


A「薮くん、ハンカチいる？」


宏太「あ。バレた？(笑)」


うちは薮くんにハンカチを貸した。


薮くんは照れ隠しなのかうちに背を向けて涙を拭いた。


宏太「はい。ありがとね」


A「うん。……ん？」


なんか……ハンカチに硬いものが……。


そっとハンカチを開くとそこにはボタンがあった。


薮くんの制服を見ると第2ボタンがなかった。


宏太「あげたい奴……、お前以外いないからさ」




そんなこと言われて渡されたっけな。

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ラッキーキャラクター(９ぷぅ)

くるすけ

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