ハロウィン 24 ページ24
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八乙女先生がみんなに声をかけると、
それぞれの休憩時間は終わり、片付けをする。
私はもう一人でやっていたから、
大貴の分を手伝っていた。
涼介が言ったあの言葉が、
今でも頭でエコーしてる。
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あのあと何も言わずその場を去ったけれど、
少し悲しそうな、だけど充実しているような目をしていた。
そんな気がするのは、私だけなのかな。
「ありがとーA、助かった!」
「いや、私も自分の分終わらせて暇だったから、ちょうど良かったよ。」
「優しいのな、Aは。
俺はAが優しすぎて不安だよ。」
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そんなことないよ。
自分の幸せを求めず誰かの幸せを手伝うことを優しいというのなら、
私は優しさの欠片もない。
私が幸せになりたい。
私が涼介の彼女になりたい。
そんな欲望さえ、隠しきれていないというのに。
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「でも俺は好きだよ。Aの優しいところも、笑顔が可愛いところも。
もちろん、友達としてね。」
友達としてといえども、今どき異性でそんな恥ずかしいことをサラッと言える人はそういない。
その笑顔には、本当に救われる。
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アル(プロフ) - さちさん» 返信遅れて申し訳ないです!コメント有岡です!他の作品にもたくさんのコメント嬉しいです〜(*´▽`*)この作品はちょうど去年の今日くらいに終わった記憶があります。ハロウィン限定とかかいたことなかったので楽しかったです。応援ありがとうございます!頑張ります! (2017年11月4日 1時) (レス) id: 231d98df0d (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - 最後の終わり方好きです!番外編?面白かったです!これからも応援してます! (2017年10月29日 17時) (レス) id: 8963f2aaa7 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - ゆいさん» コメント有岡です!せっかくコメントいただいたので私も読み返してみました。笑 もうすぐハロウィンの季節ですし書いて一年が経つということでなんだか感慨深かったです。ゆいさんの記憶に少しでも残るような作品になっていれればいいなぁと思います!(*^^*) (2017年9月25日 0時) (レス) id: fef7fe98be (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - すごく物語に入り込みました。キュンキュンしながら読ませてもらいました!これからも応援しています!!! (2017年9月24日 22時) (レス) id: 539f386dce (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - ヤマちゃんLOVEっ子さん» コメント有岡です!とても好評のようで私として嬉しい限りです。最後まで目を通していただき、本当にありがとうございました!有岡さんのドS(?)の作品はもう出来上がっているので、ぜひ読んでみてくださいね!これからも頑張りますね!ありがとうございました! (2016年11月9日 23時) (レス) id: cc6c24c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アル | 作成日時:2016年10月14日 0時