酔 っ た 勢 い で 君 と。《A.Daiki》

お酒 32 ページ32

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【光side】






…A。

どんな時でもAは笑って、

俺と笑いあったり、慰めてくれたりしたよな。

それは俺がただの同期だから、なんだよな。




そう思ったら、すげぇ惨めになってきた。





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「同居、か…いいな。」

「うん。あとさっき、大事な同期って言っていたけど、

私にとって光は、それ以上だと思ってるよ。





こう…一生手放したくない友達って感じ。」






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…諦めろ、俺。

俺は一生、Aの友達でいろ。






Aが俺を友達だと思ってくれているなら、

俺はそれ以上の関係を求めるべきじゃない。

確かに諦めるなんて簡単じゃないけど、

…できるだろ？俺なら。






Aの、「一生手放したくない友達」なら。





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「そーだな。

俺もAは、同期以上の友達だよ。」





自分の口から出てくる偽り。

いいんだよな、これで。




がんばれよ、A。絶対に別れんなよ。




それでないと、俺がこの恋を諦めた意味がなくなる。


諦めてよかったって、そう思われてくれる恋をしてくれ。





な。A。




有岡にとってAが、Aにとって有岡が、

「一生手放したくない恋人」でありますように。



好きだったよ、A。

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