狼になってもいいですか？【2】《I.Kei》

世界中の誰よりも幸せにしてやる ページ34

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えっと、新婚生活が始まったんで、適当に日記でもつけようと思う。

今日、結婚式が終わって、
前々から借りていた部屋で一夜を過ごした。



初めての夫婦としての夜は、すげぇ緊張っつーか興奮っつーか…。






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とにかく、俺とAが高校を卒業して、大学に進学して、卒業して、そんで社会人になった今、
俺の隣には、Aがいる。





なんか、手疲れてきた。
日記とかなれない事するもんじゃないかな。


でも俺がおじいちゃんになってこの日記読んだ時、今と同じ気持ちでいたいと思うから。

なんかポエムみたい笑



笑、とか、付けるもんじゃないな。
書いた後から恥ずかしくなってきた。



LINEとかだったら普通に使うのになぁ。
文字にしたら恥ずかしい。





…と、とにかく。





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拝啓、将来の俺へ。

俺は今すげぇ幸せです。
Aが作ってくれたご飯を食べて、
Aとその子供のために俺も働いて、

そんな当たり前のような日々を、
当たり前だと思わないように生きる今が、
普通に幸せです。






仕事はお世辞にも大好きだなんて言えないけど、



汗水たらした分、Aのためになっているのなら。
何だって出来ます。





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幸せって、こういう事なんだって、身にしみてます。

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