狼になってもいいですか？《IKei》

理性にお別れを告げてきます ページ7

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理性崩壊。

それは字のごとく、理性とサヨウナラをすることである。

俺のような下品で下ネタに溢れた男どもは、こうやって、
常に理性と本能の間で戦っている。






というわけで、伊野尾慧がお送りしますよ。





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Aとは家がお隣さん同士で、昔からよく遊んでいた。


あの約束をしたのは教会の前…なんてロマンチックな場所ではなく、
俺の家の、物置部屋。


かくれんぼしてる時にいうとか、Aらしくて可愛いでしょ。





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そんな告白を真に受けた俺は、
Aを必ずしも幸せにしよう！と。



走ることを決めたメロスのように、
俺の覚悟は小さい年ながらも大きい夢となった。



なのに今、Aの目が俺以外の人を追っているなんて許せない。





………だって寂しいもん。





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「A！」



そう言えば、笑って振り向いてくれる。
そんな関係を壊したくなくて今まで言えなかったけど、



もう、逃げるのも、怖がるのも、諦めるのもやめたんだ。




俺は真正面からAと向き合って、



Aを幸せにしてやる。






男、伊野尾慧。
そのために生まれた。


と、勝手に思っている今日このごろ。







追伸。

キスした後のAの顔はめちゃくちゃ可愛いです。これ、誰にも秘密ね。

お願いだからかまってよ→←愛してるって言わせてよ

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