33.友情の輝き ページ36
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ん？何2人で話進めてんの？
「なんて間抜けな顔をしている。」
「あ、いやだって」
「…貴様がいたからこの巻物を取り返すことが出来た。たぶん、僕一人じゃ取り返せなかったからな。最初はどうなるかと思ったが、」
な、なんか嬉しいのに最後の一言でグサッと来たよ、知念。
「なぁ、涼介。」
「なに？」
「…なぜ、あそこまで僕を信じられた。僕達はあったばかりも当然なわけだし、仮に貴様が違う世界という場所で僕と友だったとしても、それはまた別人のようなものだろう？」
なんでって言われても…そんなの。
「…俺の中でお前は友達だからな。
知念は知念、そこに変わりはないし。それにさ」
少し足りない小さな背に目を合わせる。
「最初から最後まで、俺のこと助けてくれたし守ってくれたじゃん。それだけで理由なんて十分だよ」
大きく目を見開いた知念だけど、すぐに元に戻って一瞬後ろをもいたかと思うとすぐにこっちに向き直した。
「…貴様なら、信じてもいいのかもしれないな。」
「え？」
「僕に友など必要ない。ずっとそう思っていたが、貴様のことなら信じられる気がする。」
それって、つまり…
「こっちの世界にいる間でいい。
僕の友になってくれるか？」
「っ！…あったりまえだろ？てか、もう友達だよ知念。」
「…あぁ、ありがとう涼介。」
知念と手を握って照れくさくお互いに笑い合う。
俺の知ってる知念とは中身が全然違うけど、それでも知念は知念だから。
「あっ、やまだ、それ。」
「へ？あ、」
後ろにいた大ちゃんが急に俺たちの腕に目を向けていて、俺も不思議に思ってみると、あのブレスレットの1部がピンク色に強く光っていた。
「これが、そうなのか。」
「うん。改めて、俺を信じてくれてありがとな、知念。」
これで残り6色。残り、6人。
「じゃあ、僕は村に戻ってこれを届けてくる。」
「うん。お父さんによろしくな。」
「あぁ。また会おう涼介。大貴も。」
「おい、俺はついでかよ…」
静かに呟いた大ちゃんにクスッと知念は笑って姿を消した。
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涼奈(プロフ) - いろは。さん» お返事たいへん遅れました！すみません！ありがとうございます！更新頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2018年12月24日 15時) (
レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
いろは。 - こんにちは。とても面白いお話で、いつも楽しく読ませていただいています！無理のない程度に、更新 頑張ってください。 (2018年9月16日 23時) (レス) id: 0043e2938f (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - ももかさん» ありがとうございます！更新ペースがバラバラですが必ず投稿しますのでこれからもよろしくお願いしますっ！ (2018年8月11日 16時) (レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - 更新、楽しみにしてます！焦らず、頑張ってください！ (2018年8月11日 15時) (レス) id: 76b5a75f64 (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - 未央さん» ありがとうございます！！更新遅れてしまいすみません、頑張ります！ (2018年8月11日 2時) (レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼奈 | 作成日時：2018年4月10日 17時
