25.速攻の事態 ページ28
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冷たい。俺も足がつくギリギリ。
泳げないからどうにかして歩かないといけない。
「涼介、まだか」
知念はもう既に穴のところで俺を待ってる。
あと少し。もう少しで着くのにどうしても服が水を吸って動きづらい。
「っ！涼介水の中に潜れ！ﾎﾞｿｯ」
え？
「上だ！ﾎﾞｿｯ」
うえ？
上を見ると、2人組の男がこっちに歩いてきていた。
やばい、城の見張りが！
思いっきり息を吸って水に顔をつける。
水の中で目を開けると、知念がこっちに向かって泳いできていた。
この状況をどうするって…
俺の息が持つのもあと数秒だ。
知念が俺を引っ張ってあの穴まで泳いでも絶対に息がもたずにバレてしまう。
軽く俺がパニックに陥っていると、知念は俺の手をギュッと握ってきて、穴とは違う壁側に向かって俺を引っ張って泳ぎ出した。
そんなに壁までは距離がなかったから、知念の合図でそこで顔を出す。
「ん？今水の中から音がしなかったか？」
「…どこにも何もいないじゃないか。気のせいだろ」
軽く水しぶきが上がって、上の会話が聞こえてくる。
何とかバレなかったみたいだ。
俺たちの姿は壁に張り付いてるから視界には入っていなかったようだし。
上の足音が聞こえなくなって再び歩き出す。
穴についてそこを何とかくぐり抜けて地下の道に足を付けた。
ここはうっすらとしか水が貼ってないのか。
助かった、
「知念、さっきはほんとに、ありがと」
「別に。あんな所で見つかっては困るだけだ。
とにかく進むぞ。ここだって余談はできない。」
「うん。」
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涼奈(プロフ) - いろは。さん» お返事たいへん遅れました！すみません！ありがとうございます！更新頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2018年12月24日 15時) (
レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
いろは。 - こんにちは。とても面白いお話で、いつも楽しく読ませていただいています！無理のない程度に、更新 頑張ってください。 (2018年9月16日 23時) (レス) id: 0043e2938f (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - ももかさん» ありがとうございます！更新ペースがバラバラですが必ず投稿しますのでこれからもよろしくお願いしますっ！ (2018年8月11日 16時) (レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - 更新、楽しみにしてます！焦らず、頑張ってください！ (2018年8月11日 15時) (レス) id: 76b5a75f64 (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - 未央さん» ありがとうございます！！更新遅れてしまいすみません、頑張ります！ (2018年8月11日 2時) (レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼奈 | 作成日時：2018年4月10日 17時
