24.作戦決行へ ページ27
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午前12時。
あたりは静まり返っている。
大ちゃんの家からも見えていたあの城にたどり着くまでに予想以上の時間を使った気がする。
あそこからでも見えてるのに、こんなに遠いなんて思わなかった、
「おい、涼介。そんなことでへばってどうする。僕の役に立ってもらわなきゃ困るんだぞ。」
「分かってるよ。ちょっと呼吸整えてただけだから。で、入口は?」
「あそこだ。」
俺達がいるのは城の塀伝い。
これだけでかきゃ、俺たちなんか豆粒程度でし確認することも難しそうだ。
その塀から少し奥を覗き込むと、川のように水がゆっくりと流れていて、その少し先に大人1人入れるか入れないかくらいの穴があった。
あそこから入るのか、結構きつそうだけど…
「大貴の話によれば、あそこが1番の近道だ。
外の見張りに見つかる前に一気にあそこに駆け込む」
最短ルート。ちょっと不安だけど、
「やるしかねぇんだよな。」
大丈夫。知念だっているし、大ちゃんは俺でも通れるはずって言ってた。
「行こう。知念」
「…分かってる。」
見張りがいないうちに水に体をつける。
やっべぇ、この世界は秋だからまだ耐えられるけど、流石に水の中は冷たいな…
「おい、何してる。早く行くぞ」
いつの間にか知念は俺の先をずんずんと進んでいた。くそ、俺より小さいから足とどかないはずなのに、
なんて、変なところで負けず嫌いなところが出るのは俺の悪い癖なんだろうけどさ。
「すぐ追いつくから大丈夫だよ」
知念の足を引っ張るわけにはいかない。
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涼奈(プロフ) - いろは。さん» お返事たいへん遅れました!すみません!ありがとうございます!更新頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2018年12月24日 15時) (レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
いろは。 - こんにちは。とても面白いお話で、いつも楽しく読ませていただいています!無理のない程度に、更新 頑張ってください。 (2018年9月16日 23時) (レス) id: 0043e2938f (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - ももかさん» ありがとうございます!更新ペースがバラバラですが必ず投稿しますのでこれからもよろしくお願いしますっ! (2018年8月11日 16時) (レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - 更新、楽しみにしてます!焦らず、頑張ってください! (2018年8月11日 15時) (レス) id: 76b5a75f64 (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - 未央さん» ありがとうございます!!更新遅れてしまいすみません、頑張ります! (2018年8月11日 2時) (レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼奈 | 作成日時:2018年4月10日 17時