21.信用の形動 ページ23
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知念との話がついて、大ちゃんの案で1度大ちゃんの家に戻ってきた。
「そういえば、なんで知念あんな所にいたの？」
「どっかの情報屋が収穫があったからあそこで待ってろって行ったらああなった。呼び出しといて脅しとか」
「けど協力者が見つかったんだからよかっただろ？」
「僕はまだ信用してないがな。」
はぁ、知念に信用してもらえないのはかなり痛いな、
「…あの、あの件ってやつについて、聞いてもいい？」
少し間が空いて、知念は意を決したように口を開いた。
「…普通なら、こんな事赤の他人に話すものではないが、今回は仕方ない。僕は、故郷である忍びの住む村から抜け出してきたんだ。」
「抜け出して？どうして、そんなこと」
「何日か前、僕の住む村に忍びではない者が入り込んだ。その者の目的は、忍びの村に代々伝わる巻き物を手に入れることだった。」
「そんなに大切なものなのか？」
「あぁ。忍びの村を維持するための者。村の宝と言っても過言ではない大切なものだ。それを守る役目は、村で一番優れている者に与えられる役目。僕の父は、その巻き物を守る役目を任されていた。だが、先日何者かによりその巻き物が村から盗み出されたんだ。」
盗まれた…、そんなに大切なものを
「そいつのおかげで父は今、守れなかった罰として殺されようとしている。」
「っ！殺しって！」
「僕はそれを止めるために、父を救う為に村を抜け出し、この村にきた。その巻き物を取り戻すために。」
「で、そこでたまたま出くわしたのが情報屋の俺だったってわけだ。そこからは分かるだろ。」
「僕は父を助け出す。…僕はまだお前のことを信用していない。そんな僕が頼むのもおかしな話だが、少しの間、貴様の力を貸してくれないか。」
真っ直ぐな瞳。
その目を逸らすことなんて出来るはずがない。
「…俺は、お前と違ってお前を信じてる。
だからそれを断る理由なんてない。…手伝うよ、俺に何が出来るのかはわからないけど、知念の力になれるのなら。」
俺はお前の友達だから。大切なやつだから。
大ちゃんの時と同じように、お互いに手を握った。
知念に信じてもらえなくても、大丈夫だ。
だって、今こうやって目の前で笑ってるのは、俺の大好きな知念なんだから。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
大変お待たせいたしました！
本当に遅くなってすみません！
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涼奈(プロフ) - いろは。さん» お返事たいへん遅れました！すみません！ありがとうございます！更新頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2018年12月24日 15時) (
レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
いろは。 - こんにちは。とても面白いお話で、いつも楽しく読ませていただいています！無理のない程度に、更新 頑張ってください。 (2018年9月16日 23時) (レス) id: 0043e2938f (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - ももかさん» ありがとうございます！更新ペースがバラバラですが必ず投稿しますのでこれからもよろしくお願いしますっ！ (2018年8月11日 16時) (レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - 更新、楽しみにしてます！焦らず、頑張ってください！ (2018年8月11日 15時) (レス) id: 76b5a75f64 (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - 未央さん» ありがとうございます！！更新遅れてしまいすみません、頑張ります！ (2018年8月11日 2時) (レス) id: 9c1cc16d73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼奈 | 作成日時：2018年4月10日 17時
