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その次の次の日。
俺は合鍵を使って、再び大ちゃんの家に来た。
部屋に入ると、案の定布団にくるまってる大ちゃん。
軽く揺さぶってみるけど、反応はなし。
「大ちゃん!起きなさい!」
少し大声で言ってみるけど、これまた反応なし。
やっぱりこれしかない。布団をひっぺがえして...
...ん?この時、いつもと何か違うことに気付いた。
「大ちゃん、大ちゃん?ねぇ、大ちゃん...」
「やまだ...あたまいたい...」
布団から顔をチラッと覗かせ、弱々しい声で答える大ちゃん。
そんな大ちゃんの額に手を当てると、熱さが手を介してじんわりと伝わってきた。
「大ちゃん、他におかしなとことかない?」
「さむけ...する...」
布団の上に毛布をかけ、身体を温める。
体温計が家にないって言うから、買いに行くついでにスポドリとか必要なものも買ってこよう。
そう思って部屋を出ようとしたら、温かい手に腕を掴まれた。
「大ちゃんどうしたの?」
うるうるした目で俺を見るもんだから、調子狂っちゃう。
寂しいんだろうな。でも、買い物行かないといけないし、メンバーに連絡もしないといけないし...
「大ちゃん、すぐ帰ってくるから、ね?離して?」
優しく言うと、手を離してくれた。
大人しく待っててね、そう言って俺は部屋を出た。
よし、さっさと買い物して帰らないと。
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カパまる。(プロフ) - しょぼんさん» リクエストありがとうございます。少々遅くなるかもしれませんが、ぜひ書かせていただきます(_ _*)) (2022年5月26日 22時) (レス) @page18 id: e2a894e15f (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - リクエストお願いします!高木さんとのお話をお願いしたいです!ラジオ収録時にarさんの体調不良に気付くも、気丈に振舞おうとするarさんを家に連れ帰り、甘々になるarさんを看病するといったお話は出来ますか? (2022年5月25日 17時) (レス) id: 80f9088859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カパまる。 | 作成日時:2022年5月4日 0時