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「有岡くん!」




収録が終わり、椅子から立ち上がった瞬間、有岡くんの身体が俺の方に傾いてきた。




「...ごめっ、」


「大丈夫?」




抱き止めた時に手から伝わる熱。




「大丈夫ですか!?」


「すみません、一旦ソファに寝かせてもいいですか?」




どうぞどうぞ、とソファの上に置いてあった荷物をよけてくれるスタッフさん。



ひょいと有岡くんの身体を持ち上げると、想像以上に軽かった。

これはご飯全然食べてないな。




「有岡くん、下ろすよ」




ソファに寝かせると、顔に手を置きながら、辛そうに肩で呼吸する有岡くん。




「高木さん!体温計とお水持ってきました!」


「ありがとうございます」




まず、有岡くんの身体を起こし、水を飲ませる。



そして、再び横になった後、脇に体温計を差し込んだ。




「どうですか?」




スタッフさんと一緒に体温計のパネルを覗く。




「38度1分...」


「高いですね...」


「病院行った方が...ん?」




有岡くんに服の裾を掴まれた。




「どうしたの?」


「...たかき、のいえ」


「俺の家?」




有岡くんが俺の目を見て頷く。

とろんとした目に赤く染まった頬。

先輩ながら可愛い。




「分かった。一緒に帰ろうね、有岡くん」


「荷物は僕が持ちますね!」


「ありがとうございます」




荷物はスタッフさんに持ってもらい、俺は有岡くんを背負って、スタジオの前に呼んでもらっていたタクシーへと向かった。

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←明るく振る舞う君*(tk×ar)



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カパまる。(プロフ) - しょぼんさん» リクエストありがとうございます。少々遅くなるかもしれませんが、ぜひ書かせていただきます(_ _*)) (2022年5月26日 22時) (レス) @page18 id: e2a894e15f (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - リクエストお願いします!高木さんとのお話をお願いしたいです!ラジオ収録時にarさんの体調不良に気付くも、気丈に振舞おうとするarさんを家に連れ帰り、甘々になるarさんを看病するといったお話は出来ますか? (2022年5月25日 17時) (レス) id: 80f9088859 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カパまる。 | 作成日時:2022年5月4日 0時

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