明るく振る舞う君*(tk×ar) ページ19
※病系です。
※ラジオをあまり聴いたことがないので、間違っているところがありましたら申し訳ありません。
tk side
「「こんばんしゃく!」」
「Hey!Say!JUMPの有岡大貴です!」
「高木雄也です」
声だけを聞けば、いつも通りの有岡くん。
だけど、俺には分かる。
無理して明るくしてるってこと。
一昨日、一緒に仕事をした時から気になっていた有岡くんの行動。
ふらついてたり、何もないところでつまずいてたり。
少し疲れてるだけだから大丈夫って言ってたけど、ここ最近ドラマとか映画で忙しかったから、気付かないうちにストレス溜めちゃってるんじゃないかな。
他のメンバーからも心配されるほどだったけど、この日は特に何もなく一日が終わった。
そして、今日。
有岡くんは収録前からどこか元気のない様子で、ずっと机に突っ伏していた。
でも、いざ収録が始まるとさっきまでのが嘘のように明るく振る舞って...
「高木?」
有岡くんは心配そうに俺を見つめていた。
「えっ、あ、ごめん!」
「もうしっかりしてよー!ラジオDJ何年目なのよ!」
「ごめんって」
収録中ってことすっかり忘れてた。
俺のせいで有岡くんに負担をかけたらだめだ。
俺が話をリードして、少しでも有岡くんの負担を減らさないと。
「はい!」
「突然、何?!」
「俺、話したいことあった!」
「め、珍しいね、どうぞ?」
俺の独壇場かの如く、一方的に話を続ける。
有岡くんはそんな俺に戸惑いながらも、相槌を打ち続けてくれた。
「はぁっはぁ...」
ラジオが終盤に近付くにつれ、有岡くんの息遣いの荒さが目立ってきた。
俺が"大丈夫?"と視線を送ると、
目が合った瞬間、再び明るく振る舞い始める有岡くん。
これは生放送じゃなくて、収録。
ディレクターさんに話せば、また後日に回してくれるかもしれない。
だけど、ここまでの有岡くんの頑張りを無駄にはしたくない。
終わりまではあともう少しだ。
頑張れ、有岡くん_____。
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この作品を読んでくださってる皆さまへ。
一ヶ月更新出来なくて申し訳ありません。
亀更新ではありますが、これからは週初めまたは週末あたりに更新していけたらなと考えています。
これからも何卒よろしくお願いいたします。
カパまる。
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カパまる。(プロフ) - しょぼんさん» リクエストありがとうございます。少々遅くなるかもしれませんが、ぜひ書かせていただきます(_ _*)) (2022年5月26日 22時) (レス) @page18 id: e2a894e15f (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん(プロフ) - リクエストお願いします!高木さんとのお話をお願いしたいです!ラジオ収録時にarさんの体調不良に気付くも、気丈に振舞おうとするarさんを家に連れ帰り、甘々になるarさんを看病するといったお話は出来ますか? (2022年5月25日 17時) (レス) id: 80f9088859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カパまる。 | 作成日時:2022年5月4日 0時