7.青年side ページ7
「やっ…」
抵抗されて初めて我に返る。
俺はどうしたんだ…？
女なんて興味が無いはずなのに。
なのに…彼女は俺にキスをした。
冷たい唇で、触れるだけのキス。
嫌じゃなかった…
むしろ、彼女が俺を受け入れてくれて
少し心が揺れた気がした。
.
手を引かれ、黙ってついて行った。
何を考えてるのか分からないが、初対面なのに家に入れてくれるらしい。
彼女は家に入ると、タオルを持ってきた。
体を拭いていると、
彼女は急に、俺の目の前で服を脱ぐ。
下着姿になった彼女は
細くて、華奢で…無防備すぎる。
どこかへ行ってしまったのを見て
靴を脱いで静かにあがった。
探すと
クローゼットに膝をつき、何かを探している
Tシャツを着ていたが、下は下着姿で
細くてきれいなラインだから、触りたくなった。
ゆっくりと近づくと
彼女は気づいて振り返ったが、腕を掴んで押し倒す。
正直、嫌がると思っていた…。
なのに…
「…運んで」
綺麗な顔で微笑み、俺を誘っている。
ベットに運んで下ろすと、起き上がりベルトまではずした。
男遊びでもしているのだろうか、慣れている。
おでこにキスすると、彼女は笑った。
.
欲しい…壊したい。
俺は理性をなくし
受け入れる彼女を抱いた。
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作者名：七瀬 | 作成日時：2020年11月27日 22時
