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「じゃあ、お買い物行ってくるね」









私はお買い物用のバッグと、お財布、スマホ…と荷物を確認し靴を履いた。




青年は玄関まで見送ってくれるけど、少しふてくされている。




行ってほしくないのか、服の袖をずっと掴んでいた。









困ったものだ。
可愛くて仕方ないけど、買い物は行かないと困る。









「どうしたの?」




青「…やっぱり一緒に行く」




「え?」









急に、青年はくるっと振り返って部屋へと戻った。




少しして彼は戻って来て、手にはスマホを持っている。









靴を履き始めたから驚いた。




外に出るときは、私とは行動しないはずなのに。









きょとんとしていると、彼はドアを開けて首をかしげた。









青「何?」









不思議そうにしてたけど、何も言わずに外に出た。




珍しすぎて、挙動不審になってしまう。









なぜ気が変わったのか…。




そう思い、先を歩く青年についていく。









階段を降りていると
最近よくすれ違う住人とすれ違った。




下を向いていて変わらず顔は見えない。









__________









何も気にせずに階段を降りていると




急に背中を押される感触があった。









気づいたらもう体は浮いていて
痛みと共に意識を失った。









青「A!」

46.青年side→←44



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作者名:七瀬 | 作成日時:2020年11月27日 22時

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