狼青年とは〇〇しない…~Ryosuke.Y~ (ページ42)

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「えっ…と」

言葉がうまく出てこなくて、私は邪魔な髪を耳にかける。

初めて、彼は私に本音を吐いた。

だけど…

私にはその返事が出来ない。

「…私たちは、それ以上でもそれ以下でもないのは分かる？」

青「…あぁ」

彼は小さく返事をし、手を強く握りしめていた。

顔を見ると
悲しい、虚しいような表情をしていた。

___________なんで、そんな顔するの。

「もしかして、私のことでも好きになった？」

青「好きじゃねぇよ」

「なら何？」

体育座りをし、持っていたスマホをテーブルへと置く。

彼は言葉が出なくなり、私も口を閉じた。

それ以上…それ以下でもない
それだけ…。

「私、もう寝るね」

このままだと心が揺れ動いてしまう。
そう思い、立ち上がった。

だが青年は行く手を阻み、私の肩を掴む。

青「お前は何で、名前も知らない奴ここにおけるんだよ」

腰に手を回され、力強く引き寄せられた。

顔が近くなり、目が逸らせない。

不覚にも、ドキッとしてしまった。、

「さぁね…私のお薬みたいなものよ」