35.青年side ページ35
A「んっ…やぁだぁ…」
彼女は
体を重ねてる時に少しくすぐると嫌がる。
嫌がる割には求めてきて、腕を掴んで潤んだ目を向けた。
可愛げがないのに、可愛いと思った。
.
疲れ果て
彼女の隣に寝ると、ぴたっと体を寄せてきた。
キスをすると、なぜか眉を歪めた。
A「…嫌い」
「何が」
A「キス」
今さらだと言いたかったが、本当に嫌いではなさそうだった。
彼女は寝返りを打ち、俺に背中を向ける。
白くて綺麗な肌に触りたくて
後ろから腕を回して抱きしめた。
小さくて細いから、すっぽりちょうど納まる。
首にキスマークをつけようとすると、
「やだ」とこれは本気で嫌がる。
俺じゃない誰かにつけさせるのはいいくせに…。
思い出すと不愉快で
俺は彼女の敏感なところに触れた。
「あっ…」
もっと夢中になって
もっと俺を見て
もっと感じればいい。
欲しいのに…手が届かない。
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作者名:七瀬 | 作成日時:2020年11月27日 22時