狼青年とは〇〇しない…~Ryosuke.Y~ (ページ33)

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あれから2日
青年は帰ってこない。

毎日、食事は2人分で準備をしている。

1人の食事は、あまり楽しいものではなかった。

ぼーっと一点を見つめ
青年と一緒に食事をしている光景を思い返す。

私…意外と彼に依存しているのかも。

興味無いフリしてたのかな。

在宅ワークのため
パソコンが置いてあるディスクへと向かった。

肘をつき画面を見つめるけど、憂鬱で何も進まない。

ご飯を食べたあとだから眠くて
うたた寝をして、意識があまりはっきりしなかった。

キイッ

その時

玄関のドアが開く音が聞こえ
私はぼーっとした状態で、玄関の方へと歩いた。

「…え」

そこにいたのは
青年…だけど青年じゃない。

ジャケットを羽織り、下はジャケットと同じ色のパンツ

髪はワックスで整えられ、雰囲気がまるで違った。

手には小さい花束を持っていて、何かの映画のワンシーンのように見えた。

「どうしたの？その格好…」

青「別に…」

相変わらず可愛くない。

お互いにじっと目が合うと、彼は私に花束を差し出した。