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よく寝ていたのか、時計を見ると夜20時。
途中で起きるはずだったのに
つい居心地がよくて、よく休めた気がした。
隣を見ると
慧は起きていて、シャワーを浴びに行っているようだった。
まだ頭は起きてないが体を起こし、重い瞼をこする。
いつの間にか食器も片付けられていて
看病しに来たのに申し訳なくなった。
私は立ち上がり
慧の様子を見に行こうとして、お風呂場へと向かう。
シャワーの水の音がし、慧のシルエットが見えた。
見た感じ元気そうで、安心する。
すると
彼は私に気づいたのかシャワーをとめて、ドアをガラッと開けた。
慧「おはよう」
「お、おはよ…」
いや、体見えてる…。
私は直視できなくて顔を逸らしたが、彼は気にする素振りを見せなかった。
慧「変なの…おいで」
彼は誘惑するように笑い、私に手を差し出す。
それを見つめ…おずおずと彼の手を取った。
濡れた体に抱きしめられ
背中のほうから服に手を入れ込んだ。
「あっ…」
慧「ごめん、我慢できなくなっちゃった」
優しくキスをされ、私は目を閉じて彼に答えた。
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作者名:七瀬 | 作成日時:2020年11月27日 22時