milk chocolate.... (ページ38)

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『そっか、笑私はね、結構考えてたよ！すぐにじゃなくてもいいんだけど、明確なビジョンみたいなのはあるからさ？』

「うん、知ってた。ごめんね、」

『全然！！なんで悪いこと言ってないじゃん笑』

ゆうくんはすごく悲しそうな顔をしてる。
なら将来考えてくれたらいいのに、、、

それだけ真剣に考えてくれてるってことなら嬉しい。でもたぶんそうでもないような気がする、、

『あのね、』

勇気を振り絞って言うんだ、自分、、

『あのね、色々考えたんだけど私たちさ、別れよっか、、もう辛い。』

「え？なんで？どうして？、」

ゆうくんは全く理解が出来てないみたい。

「別れるのは違うでしょ？じゃあ、同棲しようよ」

同棲？今までほとんど出たこと無かったワードだ
それ別れを切り出した途端に出てくる言葉なの？

『やっぱりさ、ゴールが違うとこれから付き合っていくのはしんどいと思う。正直。
ゆうくんのことは大好きだし、ずっと一緒にいたかった、でも、将来がお互い違う方向向いてたらきついと思う。』

「とりあえず同棲してさ、」

『それはさ、入籍してから？じゃないでしょ？その場しのぎで言ってるだけじゃない？』

「え、いや、、とりあえずまって、」

ごめんね、急にこんなこと言って、、、
でもずっとなあなあになってこのまま30歳になるぐらいなら、
違う道を歩きたい。

『じゃあさ、今決めて結婚出来るか出来ないか。』

そう言うと黙り固まってしまった、ゆうくん。

ごめんね、でももう私も限界だった。
5年という年月はあっという間で、すごくいい関係性を築けていたはずなんだけど、気づいたら恋人より家族になってしまってた気がする。

しばらく考えた末

答えはでなかったらしい。というか考えられなかったんだよね。

「… まあ、1回離れてみるのもありかもな、、」

『うん！そうだよ！お互いさ、これで戻るかもしれないし、分かんないよ！』