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どうしてもお金はちゃんと払いたかった。
でもタクシー代しかもらってもらえず、でもここはご厚意に甘えよう。
彼にお礼をいって、LINEが送られてきたので部屋番号を確認してホテルへと入る。
こんなおっきくて立派なホテルに泊まれるってすごいな、ちょっと高そう。
そうこういってると、517号室の部屋についた。
ガチャ
開けると2人部屋?ってくらい広いお部屋でめちゃくちゃ綺麗。
こりゃなおちゃんも一緒だったら良かったな笑
なんて思いながら、何もかもしてくれたあの方に感謝だよね。
そういえば名前、と思いLINEを開く、すると
" 照 "の文字。なんで読むんだろ。てる?
てるさんって言うんだ。いい人だったな〜。
なんて思いながら、ぼーっとしていると、
ピコン
ゆうくんからLINEが。
" 大丈夫?返信なかったから。心配してたんだけど "
すっかり返信するのを忘れていた。
飲みにいく時はいつも返してたんだけど、彼は一切そういうのは気にしない人でほぼ飲み会の時は返さないしら送って来ることもない。
それでいいし、何も思ったことはない。
だから急にきてびっくりした。
" ごめんね?今ホテル着いて寝るところ。なおちゃんも一緒だから大丈夫だよ〜◎ "
と連絡を返す。少しだけ嘘をついてしまった。
『ごめん、ゆうくん』
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作者名:A | 作成日時:2023年5月29日 20時