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『何もかも申し訳ないですそんな』
「いやまだ子供だろ、黙って払ってもらえこういう時は。俺も稼いでるからそれなりに笑」
『子供?私が?』
「え、ちがう?大学生でしょ?」
うわでたよ童顔に見られてるやつ!
嬉しいんだけどめっちゃくちゃ若く見られるの複雑なんやよな笑
『あの25です笑』
「え!!ほんとに!?ごめん!まじか!!」
『はい、あの美容師してて、、笑』
ハイトーンちしてるって言うのと、月火休みだから、平日遊ぶことも多くてよく学生に間違えられてしまうんよね笑
「うわまじかごめんそれは、完全に子供だったわ」
そういう彼は肩を震わせながら、" じゃあまた今度切ってよ "
なんて言いながら笑っている、!
少しズレた帽子から見える彼の顔はとても整っていて、かっこいい。
『全然とんでもないです!いつもの事なんで大丈夫ですよ!』
「いやいや、それはなんでもいいけど、こことってあげたからもう泊まってきな」
話し合わせてあるからもうチェックインしなくていいみたいだよ〜なんて軽く話してくれる彼はほんとにいい人なんだなと思う。
こんな初対面で酔っばらいだった私にこんな良くしてくれるなんて、人生捨てたもんじゃないかも、涙
なんて心で語ってると、スマホを差し出されて
「はい、これQR。これでカードキーなるらしいから。」
『あ、ありがとうございます!!ほんとに何から何までたすかりました!!』
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作者名:A | 作成日時:2023年5月29日 20時