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フロアでかっこよく踊っていたのに、いつの間にか戻ってきたなおちゃん。と、男の人?
「ちっ男連れかよ」
そう言うと彼はすぐ逃げていった。
な「ごめんね!遅くなっちゃった」
『全然だよ!ありがとう!!助かった涙』
うっすら涙が浮かんできたのをグッと堪えて。
『えっと、こちらは?』
な「こちらけんたくんとひろとくんでーす!」
そういうなおちゃんと彼らもかなり酔っ払ってそう。
もちろん私もだけど。
け「こんばんわ〜!一緒に飲んでもい?」
ひ「かわいいね!Aちゃん!」
『あ、ぇえっと、大丈夫です!』
な「もー!免疫なさすぎでしょ、、笑」
私ちょっと行くからねー!
そういうなおちゃんはめちゃくちゃ楽しそうで、けんとくんとふたりで消えていった。
え、置き去りにされた!!??また!!??
しかも知らん男の人やん!!!!!
ひ「ごめんね、いきなり」
いや全然!!そういう彼は笑顔が可愛くてニコリと笑う好青年だった。高卒から働いている21歳らしい。
そんなかわいい彼はさらっと空になったグラスを、いつの間にか新しいお酒と変えてくれた。
アクダクトという、ラムベースのお酒だった。
飲みやすくて、話もとっても楽しくて、ついつい進んでしまう。
『いや若いね〜笑』
「そんな変わんないよ?Aちゃんも若いじゃん!
てか方言可愛いねめっちゃ。」
「なんでそんな綺麗なの、可愛すぎるでしょ。」
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さっきからすごく褒めてくれる彼は、
男性経験がほぼなく男慣れしてない私にとってはすごく嬉しかった。
そんな彼と話してるうちにとっても楽しくて、私もにこにこが止まらなくて、かなり酔っ払ってしまっているらしい。
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作者名:A | 作成日時:2023年5月29日 20時