学 校 王 子 は 冷 酷 彼 氏 【 R.Y 】

冷　酷　彼　氏 ページ13

『 先輩こっち！！！！！！！』









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人酔いしてしまいそうな程の人混みの中で先輩を呼ぶ私の声








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「 お前うるせえよ 」








なんて棘のある言い方だけど微かに口角を上げながらそう言う先輩








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そうです 、私たちデートしてます








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『 先輩がオッケーしてくれるとは思いませんでした ！ 』









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断られることを承知でデートという言葉を口に出した私に

最初こそは は？ という顔をしたものの
いいけど とそっけなく返事をした先輩








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「 別に 暇だったから 」








暇だったって …
罰を与えるだの何だの言ってたのはどこの誰ですか …








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何てことは首を絞められても言えないけど







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『 ふふふ 、有難うございます 』







照れ隠しなのかなって思えば
先輩が可愛く見えて仕方ない








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「 何笑ってんだよ 」









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そう言いながら
少し眉間に皺を寄せる先輩だけど









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しっかりと繋がれた手は
私と先輩がちゃんと青春を出来ている証







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