＃６８ ページ21
僕が、6歳くらいのころかな、
毎日幼稚園にお迎えに来てくれていたオモニが来てくれなくなって、
このころは「仕事が忙しいのかな、」っくらいにしか思ってなかった、。
夜、適当なご飯を作ってすぐに出て行って
僕が寝てるような夜中に帰ってくる。
朝は僕が起きたらすぐ、出かけて行って
顔合わせることも少なくなって
手紙を書こうって
”さいきん、あえないね、おしごとたいへんだね。
がんばってね、だいすき A”
こうやって頑張って書いたのを今でも鮮明に覚えてる、
この手紙の返事を毎日毎日待ってたけど、
いくら待っても帰ってこなくて、。
小学校の入学式にも来てくれなくて
「あぁ、捨てられたのかな、」って思い始めたときに
毎日毎日、帰ってくるようになって
「やっぱり、捨てられてなかったんだ、よかった」
ってずっと思ってた。
やっぱりオモニは僕のオモニだな、とか
捨てるはずがない、とか
今考えると、浅はかな考えで
その時は、多分不倫相手と仲が良くなくて家に帰ってきてたんだと思う、。
アボジは会社から帰ってくるのが夜中で、
朝も早くて、家にいる時間がとっても少なかった。
小学校1年生の学習発表会の日
誰も来てくれないだろう、と思って舞台に立ったら
オモニがきてくれていて、。
涙が出そうなくらい嬉しかった。
演技が終わって友達が親と帰って行く中で
やっぱりこの時は僕は1人だった、
来てくれたのに、
帰っちゃったんだって
少し駆け足で家に帰ると
おっきな車が止まってて、知らないおじさんが運転席に座ってて
オモニが家から荷物をもって出ていくとこだった。
とっさに走って抱き着いて
本能的に
「どこに行くの？帰ってくるよね？ねぇ、私のオモニだよね、？！」
って言ってた。
でもちっさかった僕は舌打ちされて、蹴り飛ばされて、
「あんたなんて知らないわよ、今日見に行ったのもお別れだから。
会うことなんてそうそうないわよ、1人で頑張って勝手に生きなさい」
そう言われた。
そこから僕はこんな人間にはならないって決めて生きてるんだ
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Idiota(プロフ) - オリジナルフラグ外してください (2017年1月30日 22時) (
レス) id: 97bb3df5fb (このIDを非表示/違反報告)
ひかる。(プロフ) - くぅさん» ありがとうございます〜！！頑張ります！！(*´з`) (2017年1月23日 16時) (レス) id: 0de6b60f6a (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - 続きが楽しみです！再新待ってます！ (2017年1月22日 22時) (レス) id: 3097367338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠月 | 作成日時：2017年1月22日 18時
