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忘れられた教会で(秘密のバルコニー後日談) ページ28

「いのちゃん!こっちこっち!」







裕翔と散歩中、手を引っ張られてついたのは忘れられたように静かな教会。






「うわ、こんなとこあるの?」







おどろくと、裕翔は満面の笑顔で答えてくれる。






しばらく、ステンドグラスの美しさに浸っていると突然教会のドアが開いた。







「え…?なんで」






そこにいたのはメンバー全員。






驚く俺を尻目に、みんなはこっちに歩いてくる。






そして、俺たちの前で立ち止まると薮は言った。





「中島さん。あなたは伊野尾さんを健康な時も病の時も富める時も貧しい時も良い時も悪い時も愛し合い敬いなぐさめ助けて変わることなく愛することを誓いますか」







「はい、誓います。」






裕翔は平然と答えていて、はめられたって気づくのにはそんなにかからなかった。






「伊野尾さん。あなたは中島さんを健康な時も病の時も富める時も貧しい時も良い時も悪い時も愛し合い敬いなぐさめ助けて変わることなく愛することを誓いますか」






横を向くと、少しだけ不安そうな裕翔と、笑顔で見守るメンバー。






キラキラ、キラキラ、ステンドグラスが光る。






「はい、誓います!」






「それでは、誓いのキスを…」







「ちっげぇよ!先に指輪交換!!」







薮は、あ、やべってつぶやいて咳払いをした。






「それでは、指輪を交換してください。」








裕翔が不意に跪く。






伏し目がちに、俺の薬指に指輪をはめて、それからにっこり微笑んだ。





「指輪、はめて?」






そう言って渡された指輪を、裕翔の指にゆっくりとはめる。





涙で、前が見えないよ。






「それでは、誓いのキスを。」







厳かに薮が言って、スタンドグラスは相変わらず綺麗。






目を閉じて、裕翔が来るのを待った。

拝啓(眠り姫後日談)→←人魚姫は、海の泡になりましたとさ…?(人魚姫後日談)



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(´-`).。oO(たこやき(プロフ) - とびっ子の跳びっ子さん» はい!頑張りまょう!(*´∀`) (2017年12月24日 10時) (レス) id: c900b5a8b6 (このIDを非表示/違反報告)
とびっ子の跳びっ子(プロフ) - (´-`).。oO(たこやきさん» 見てくださったんですか!?ありがとうございます!頑張りましょう! (2017年12月11日 19時) (レス) id: 9821ae327d (このIDを非表示/違反報告)
(´-`).。oO(たこやき(プロフ) - とびっ子の跳びっ子さん» 作品書かれてるんですね、みましたよ! (´-`*)すごく良かったです♪お互い頑張りましょうっ!(。-_-。) (2017年12月6日 19時) (レス) id: 823a384ab9 (このIDを非表示/違反報告)
とびっ子の跳びっ子(プロフ) - たこやきさん» レスありがとうございます!こちらこそです!私も更新頑張らなきゃ(笑) (2017年12月3日 21時) (レス) id: 9821ae327d (このIDを非表示/違反報告)
たこやき(プロフ) - とびっ子の跳びっ子さん» 閲覧ありがとうございます!コメントとても励みになります♪最近更新できてないですが頑張ります! (2017年12月2日 8時) (レス) id: 823a384ab9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たこやき | 作成日時:2017年4月23日 23時

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