重なる記憶

【9】 ページ9

貴方side









“俺に､きかせてよ”







貴「ッ....ごめん､私....」


健「俺じゃ､役に立てない....？」

貴「違っ....でも､ごめん...」


健「ううん､俺こそごめんね？無理に聞こうとして」









そう言って微笑んだ後



もうちょっとここに居ようか､とゴロンと寝転んだ中島君の隣に私も横になる









目の前の青い空には､飛行機雲が一つのびていた









私はゆっくり目を閉じた

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