ショッピング4 ページ38
少し屈んでもらって慎重につける。
「…つけた。」
景瑚くんの耳に光るシルバーのピアス。
景「似合ってる？」
「うん、バッチリ！」
景「本当にありがとう。大事にする。」
「こちらこそ。今日いっぱい買ってくれてありがとう。全部大切に使うね。」
景「…A。」
名前を呼ばれて少し上を向くとだんだん顔を近づけてくる景瑚くん。
思わず目を瞑るとチュッとリップ音とともにおでこに柔らかい感触が。
景「本当は今すぐ唇にキスしたいけど、今日はこれで我慢する。」
私の唇を指で撫でながら言う景瑚くん。
景「あんまり無防備でいると、…食べられちゃうよ？」
もっと警戒しないとだめだよ、と注意してじゃあね、と去っていった景瑚くん。
私の頭はもうパンク寸前。
「(食べられるって、誰がなにに！？)」
景瑚side
Aとショッピングモールに来て感じたことはやっぱり目立つ。
スタイルが良くて綺麗でかわいいAにみんな目を奪われていた。
お手洗いに行ってる間に変な奴に絡まれないか心配で、急いで戻ってくると案の定声を掛けようとしている男が2人いた。
しかもAは全く気づいてない。
普段はしっかりしてるのに、こういうのには本当に鈍い。
「お待たせ。」
すぐに声をかけてナンパしようとしていた男達を蹴散らす。
Aは俺が目立ってると思ってるだろうけど、自分のかわいさにもっと気づいてほしいと思った。
俺が手を繋いだ時も、プレゼントさせて欲しいと言った時も、待ち合わせで俺を見つけた時も。
一つひとつの反応が可愛くて大事にしたい、守りたいと思う。
笑顔のAも、恥ずかしそうなAも、素っ気ないAも、怒ってるAでさえも愛おしい。
ピアスをつけて欲しいというと丁寧につけてくれて、俺の姿を見て満面の笑顔を向けるAに抑えきれない衝動に駆られた。
顔を近づけるとギュッと目を瞑るA。
…その反応はずるい。
俺の中の良心が口にするのを躊躇っておでこにキスを落とす。
この天然ちゃんにはもうちょっと危機感を持ってもらわないと困るな。
「あんまり無防備でいると、…食べられちゃうよ？」
と注意をするけどよく分からないといった表情のA。
これ以上一緒にいると襲ってしまうと思い、すぐに部屋を出た。
あー、俺やばいな。
あの笑顔を守りたい、と強く思った。
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美紀 - JO1大好きです最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますコロナウイルス流行ってるので気を付けてくださいね。 (2020年10月14日 8時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - あいうさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！更新速度はあまり早くないと思いますがよろしくお願いします！ (2020年9月13日 0時) (レス) id: 43583efbe5 (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 最高過ぎます！めっちゃおもしろいです！！！これからも楽しみにしています！ (2020年9月12日 22時) (レス) id: 9a77a958e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔 | 作成日時：2020年9月10日 23時
