風邪2 ページ17
純「少しヒヤッとするで。」
いつの間に持ってきたのか冷えピタを手に持つ純喜くん。
純「この間暑くて買っておいたけど、ほんまよかったわ〜。」
なんて言いながら私のおでこに貼る。
「んっ…。冷たくて気持ちいい…。」
純「(いつもより目がとろんとしてる。かわええな。)」
そして私の冷凍庫に入っていた保冷剤をタオルで巻いて首元に置いてくれた。
純「薬とかある？」
「…そこの、引き出し。…2段目にある。」
純「んー？これや！見つけたで！」
説明文を真剣に読む純喜くんを横目に見る。
純「何か食べてから飲むんか。A、朝なんか食べたか？」
「んーん。食べてない…。」
純「食欲は？」
「あんまり…。」
純「だよな。でも薬飲まなあかんから、何かしらは食わなあかんしちょっと待っててな。」
そう言ってキッチンへと消える純喜くん。
頭がぼーっとして働かない。
キッチンからトントンと何かを切る音が心地良い。
そのまま軽く寝てしまい、純喜くんの声といい匂いにつられて起きる。
純「純喜特製たまご粥ができたで〜。」
美味しそうなお粥に食欲が少しだけ湧く。
純「フーッフーッ。はい、あーん。」
「自分で食べれるよ？」
スプーンによそったお粥を冷ましてから私の口元に運ぶ。
純「ええから。ほら！」
「…いただきます。」
パクッと一口たべると優しい味が広がる。
「おいしいっ…。」
純「せやろ？たくさん作ったからいっぱい食べ！」
その後も純喜くんがふーふーして食べさせてくれた。
気づけば持ってきてくれたお椀の中のお粥をすべて食べ尽くしていた。
「ごちそうさまでした。」
すぐに片付けてお水と薬を持ってきてくれる。
純「あとは薬やな。」
「…ご飯食べて元気になったし、もう大丈夫だよ。うん…薬なくても。」
純「もしかして…薬嫌いなん？」
「…うまく飲み込めなくて口の中で溶けるタイプ。」
私は薬が大の苦手で飲まなければいけない状況を作りたくなくて今まで風邪とかもあまり引かなかった。
純「意外やな。Aはパパっと飲むイメージあったわ。」
「薬は本当に無理…。」
純「でも飲まなよくならへんし。」
「…寝れば治る。」
純「明日は仕事も入っとるやろ？ちゃんと飲んどかなあかんで。そんなに嫌なら俺が口移ししたろか？笑」
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美紀 - JO1大好きです最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますコロナウイルス流行ってるので気を付けてくださいね。 (2020年10月14日 8時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - あいうさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！更新速度はあまり早くないと思いますがよろしくお願いします！ (2020年9月13日 0時) (レス) id: 43583efbe5 (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 最高過ぎます！めっちゃおもしろいです！！！これからも楽しみにしています！ (2020年9月12日 22時) (レス) id: 9a77a958e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔 | 作成日時：2020年9月10日 23時
