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_____きゃーっ!!
『うー、耳痛い…』
今日は、待ちに待った文化祭の日。
そしてなぜか今隣にいるのは大貴ではなく…
雄「あれは良くない」
雄也。
大貴はと言うと…
「有岡くん、写真撮ろっ!」
大「いいよー?」
ほかの女子に囲まれて私は近づけない状態。
それもそのはず、私の学校の文化祭は全てが自由で
服装だって自由。
つまり、大貴の普段見れない姿を見られるから女子が寄ってしまったのだ。
__忘れていた。
大貴はモテるんだった。
『雄也〜…』
雄「どんまい」
『もういいや、大貴なんて知らないし。
雄也一緒にまわろ!』
雄「え、いいのかよ」
『いいの!』
大貴が悪いんだし。
今日まだ一度も話してないからね!?
さすがに酷いよ。
雄「しょーがねえな。なんか奢ってやるよ」
『え、ほんと?雄也ありがと!』
雄「好きなもの食え」
雄也、意外と優しいとこあるよね!
本当に気遣いのできる良い人だと思う。
.
私はあれから大貴と会うこともなく、
雄也とまわり、一日目が幕を閉じようとしている。
この学校の文化祭は3日あり、
一日目と二日目は基本的に模擬店、三日目に野外、屋内ステージ。
『今日はありがとね』
雄「おう」
私たちは少し寒さにたえながら、屋上に来た。
『大貴と結局話してないなぁ』
雄「…」
『まあしょうがないよね…大貴モテるし…』
雄也はなぜかびっくりした顔でこちらを向く。
私は、なにか冷たいものが頬を伝った気がした。
雄「柚お前、」
『へへ、なんで泣いてんだろ、!』
次々と出てくる涙を見られたくなくて下を向いたけど、
雄也の手が伸びてきて顔を向かされた。
雄「お前無理しすぎ」
『そ、んなことないし…』
雄「寂しんだろ、ほんとは。」
『…雄也、っ』
私がそう言うと、雄也は私を抱きしめた。
抑えきれない涙が、また溢れ出てきて。
雄也は私が泣き止むまで、抱きしめてくれていた。
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るな(プロフ) - このお話ドストライクすぎます(>_<)更新頑張ってください!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: 8cb6705672 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - さぼちぃ♪さん» ありがとうございます!わかりました!! (2017年11月5日 22時) (レス) id: be78832215 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - カイリさん» ですよね!(´ー`*) ありがとうございます!! (2017年11月5日 22時) (レス) id: be78832215 (このIDを非表示/違反報告)
さぼちぃ♪ - S岡くん、凄く好きです!伊野尾ちゃんとちぃちゃんも好きなので、よく見てます!これからも頑張って下さい!あと、図々しいのですが、私も小説を作っているので、もし良ければ見てください! (2017年11月5日 1時) (レス) id: 49622c30e6 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ - オス岡いいですね!この小説大好きです (2017年10月23日 21時) (レス) id: 3007d89e6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚 | 作成日時:2017年9月9日 20時