42 ページ45
.
大「柚?どこ行くの?」
『雄也のとこ。多分サボってるから屋上だよね!』
最近少し気になってる事。
私が雄也の名前を出すと、大貴は複雑そうな顔をする。
なんでだろう?
大「なんで?」
『文化祭のこと。行くのかなって思って。
去年来てないから今年は来てほしいし!』
大「…あー」
また複雑そうな顔。
大貴は何分か黙ってたから、もう行こうと思って歩き出すと、
私の腕を掴んできた。
大「、柚ってさ…」
『うん?』
大「…いや、何でもない。
行っていいよ」
『え、あ、うん…』
大貴がそっぽを向いた時はそっとしてほしい時。
だから、私は屋上に向かった。
やっぱりいた。
『雄也』
雄「柚だ。どうした?」
『さっき、クラスで文化祭の話してたんだけど
雄也、文化祭来るかなーって』
雄「あー…
行った方がいいなら行くけど」
なんだそれ、
来るかどうかを聞いてるんだよ!←
『それは雄也しだい』
そう言って、私は雄也が座ってるベンチに座った。
ちょっとびっくりされたけど…
雄「じゃあ行くよ。
去年行ってないし、柚は来てほしそうだし笑」
『は、』
雄「うそうそ、笑
ありがとな」
『え?』
何も感謝されるようなことしてない気がするけど…
雄也はまっすぐ前を見て、こっちを見ずに続けた。
雄「俺のこと闇の中から連れ出してくれて」
『闇…?』
雄「俺、去年はヤンキーだったけど
柚と出会ってから変われた気がするんだ」
『そんなことないでしょー』
私は少し茶化してみるものの、
雄也の目は何も変わらず真剣な眼差しだった。
雄「学校に来れるようになったのも、
楽しいっていうのが何なのか分かったのも、
全部柚のおかげだと思ってる。ありがとう」
おそらく雄也は、本当に優しい人なんだろう。
外見で判断してたけど、すごく良い人だ。
私は、雄也と出会えてよかったって改めて思った。
『こちらこそっ』
雄「…盗み聞きはだめだよ?有岡くん」
『へ?』
後ろを振り向くと、大貴がいた。
いや、いつから!?
488人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るな(プロフ) - このお話ドストライクすぎます(>_<)更新頑張ってください!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: 8cb6705672 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - さぼちぃ♪さん» ありがとうございます!わかりました!! (2017年11月5日 22時) (レス) id: be78832215 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - カイリさん» ですよね!(´ー`*) ありがとうございます!! (2017年11月5日 22時) (レス) id: be78832215 (このIDを非表示/違反報告)
さぼちぃ♪ - S岡くん、凄く好きです!伊野尾ちゃんとちぃちゃんも好きなので、よく見てます!これからも頑張って下さい!あと、図々しいのですが、私も小説を作っているので、もし良ければ見てください! (2017年11月5日 1時) (レス) id: 49622c30e6 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ - オス岡いいですね!この小説大好きです (2017年10月23日 21時) (レス) id: 3007d89e6f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柚 | 作成日時:2017年9月9日 20時