月曜日の朝 15 ページ16
ガララッ
陽香side
私はドキドキしながら教室のドアを開けた。
そこには、友達と楽しそうに笑っている沙野くんがいた。そのうち沙野くんもこちらに気付いたみたいで、俯いて「はぁ……」とあからさまにため息なんかついている。 こっちだって「はぁ……」だよ、と思いつつも私は腹をくくり、無言で沙野くんの袖を引っ張って廊下に連れ出した。
「「…ごめんっ」」
まるでわざと合わせたみたいに息がピッタリあって、二人で思わず目を見張らせた。笑
「…じゃあ先に私から。強制的に帰らせてごめんっ!あと、何か言いかけてたのに聞かなくてごめん!」
私は一気にまくしたてた。沙野くんも、
「そんなのいいよ。こっちこそ、ごめん。勝手についていって。ほんまにごめん」
と謝ってくれた。
よし。この調子だぞ、私。あとは口止め!
「なぁー。お願いがあるんやけど、…由実乃にこの出来事のこと言わんといてくれへん?」
「ああ、いいよ」
…ぉおっしゃあ!作戦完了!ふー。なんかどっと疲れた…。まだ朝なのに。笑 4時間目は理科、つまり水川先生の授業だから、まだ力を残しておかないといけないのに。
作戦も完了してぼーっと時間を過ごしていたら、あっという間に次は理科!?…水川先生、絶対なんか言ってくるなぁ…笑
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はるな - 花咲さん» 花咲さん…!見ていただきありがとうございますっ!コメまで…!うっ上手い??私が…?そんなことないです!ズバズバアドバイス言ってください!応援ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです! (2017年1月7日 11時) (レス) id: 1f6c50bd69 (このIDを非表示/違反報告)
花咲 - 凄く書き方上手で羨ましいです!これからも更新頑張ってください! (2017年1月7日 9時) (レス) id: da25095e32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるイカ | 作成日時:2017年1月6日 23時