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■Story.46 ページ46













侑李「病人って……嘘に決まってるもん。

あんなの裕翔が二人になりたくて……」



















涼介「そんなの分からないでしょ。

ほら、放課後の生徒会の仕事あるから行くよ。」





























侑李「やだ。Aと一緒にいる!」

涼介「何でそうなんのよ。」





























体を起こすと侑李はまた私の体をぎゅっとして、

涼介君は呆れた溜息をついていて。





























涼介「Aは嫌いだよね。」

あ「嫌い?」





























涼介「仕事、ちゃんとやらないヤツ。」



















涼介の視線は明らかに侑李に向いていて。





























涼介「ちゃんと仕事やるヤツの方が好きだよね?

裕翔みたいにちゃーんと会長の仕事果たして……」





























その言葉に侑李のほっぺが膨らんでいって、

ぷいっと涼介から顔を背けて。







































侑李「分かったよ、行けばいいんでしょ。」





























完全に涼介に丸め込まれた形で

侑李は部屋を出て行ってしまった。







































あ「さすが……だね。」



















涼介「侑李の扱いはね。あと大貴も。」

あ「そうなんだ。」





























涼介「アイツら素直だからね。」





























涼介君はにこっと笑うと私に歩み寄って、

ベッドに腰を掛ける。







































あ「涼介君?」





























涼介「俺、女の子の扱いも手慣れてるよ。」





























クイッと動かれた顎。

チュッという音が部屋に響いた。





























涼介「じゃぁ、俺も生徒会の仕事あるから。

来れそうだったら来てね?」







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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月21日 18時

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