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■Story.45 ページ45















あ「んっ………………」



















遠くから微かに聞こえたチャイムの音に

ただぼーっとする頭。




























あ「えっ!?」




























なぜか私は自分の部屋にいて、そして目の前には

それはそれは天使の寝顔。





























あ「侑李君?」

侑李「んぅ?」





























どうして自分がベッドに。

しかも、何で侑李君が隣で寝ていたの?





























確か授業受けてて、何だか裕翔が不機嫌で。

変なことされて、生徒会連れてこられて。









そうしたら、余計に変なことされて。

そこからの記憶は全くと言っていいほどない。





























侑李「おはよ、A。」

あ「う、うん。おはよ…………//」







































侑李「フフフ、顔真っ赤。林檎ちゃんだよ?」





























あ「だって、侑李が近いから……」

侑李「えー、僕のせいなの?」





























どこかいたずらっぽい笑みを浮かべてそう言うと、

彼は私の反応を楽しんでいるみたいでますます顔を近づけて。







































手で彼の肩を押し返したけれど、それは本当に

些細な抵抗としか言えない。





























塞がった唇に新しい空気はまだ入ってこない。



















寝たまま抱き締められて、ずっと角度を変えて

キスが繰り返されて。






































あ「ンッ……………//」

侑李「意地悪しちゃった。」




























あ「意地悪って…………」

侑李「でも、そうさせてるのはAだからね。」





























あ「ひゃっ//」

侑李「ほら、そう言う声とか……どれだけ僕を誘ってるの?」





























私の首筋を細い指先が触れて優しく撫でて。

また近づく唇に。





























どうしよう。

そう戸惑っていると静かにドアが開いた。





























涼介「侑李、病人に何してんの。」






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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月21日 18時

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