□Story.44 ページ44
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最後までしてしまいそうな勢いだった。
だけれど、ハジメテのAには刺激が強すぎたらしい。
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行為の途中で彼女は意識を失ってしまい、
ハジメテはお預け。
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裕翔「つーか、手出すはずじゃなかったのに……」
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どこかで理性というストッパーが外れてしまったために
完全暴走してしまったのは間違いなくて。
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意識を失っている彼女を抱き上げて部屋に運ぼうとすると
生徒会室の扉が開いた。
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侑李「ココ、保健室じゃなくて生徒会室。」
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頬をぷくーっとふくらませた侑李がそこにいて、
俺を大きな瞳で睨み付けている。
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裕翔「伊野ちゃんの近くは危ないと思ったから。」
侑李「へぇー。僕には裕翔の近くも危ないと思うけど。」
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裕翔「そう?俺は何もしてないよ。」
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侑李は色々と面倒なんだよな。
そう思いながらAを無事にベッドに寝かせた。
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裕翔「何してんの?」
侑李「何って傍にいたいからいるの!」
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小さな手をぎゅっと握りしめて
侑李はベッドに腰掛けていて。
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あっちいけ。
そう言わんばかりに、俺を見てきて。
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裕翔「出て行けって言ってる顔だね。」
侑李「せいかーい♪」
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裕翔「可愛く言えば済むって思ってるでしょ。」
侑李「仕方ないじゃん、僕、可愛いんだもん。」
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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月21日 18時