オシエテアゲル。 N.Y×R.Y×Y.C×D.A (ページ28)

今日:28 hit、昨日:1 hit、合計:482,995 hit

■Story.28 ページ28

＊

＊

＊

涼介はそう言うと、私の額にそっとｷｽを落として

資料を手にすると、自分の部屋の方へと戻っていって。

そして、入れ替わるように入ってきた人物。

・

・

・

裕翔「何してんの?俺の場所に座って。」

・

・

あ「あっ、えっ……あー、湿布貼ってもらってたの。」

裕翔「ふーん。明かりもつけずにね。」

・

・

あ「それは、その…………」

裕翔「焦ってるし。何かあったのがバレバレだよ。」

・

・

会長の椅子から立った私の横を通り過ぎて、

裕翔はその椅子に座ってそう言った。

・

・

・

あ「何か……怒ってる?」

裕翔「んー……怒っては無いかな。」

・

・

あ「そっか。じゃぁ…………うん。

私、部屋に戻るね。」

・

・

・

何て言うと、後ろから腕をぐっと掴まれて

そのまま椅子に座っている裕翔の上。

・

・

・

そして、私の腰回りに手を置くと、

彼は耳元でささやいた。

・

・

・

裕翔「怒ってはいないけど、なーんか嫌な気分なの。

だから、ちょっと俺の言うこと聞いてくれる?」

・

・

・

あ「言うこと?」

裕翔「ん、そう。ただｺｺにいればいいから。」

・

・

・

彼が喋るたびに耳に吐息。

・

後ろから抱きしめられているせいで、

彼がどんな表情をしているのか、

何をしようとしているのかが分からない。

・

・

・

あ「ﾔｯ…………//」

・

・

・

裕翔「そこまで嫌じゃないでしょ。

というか、余り声出すと誰か来ちゃうよ?」

・

・

彼の指がｽｰｯと体を撫でて、ﾊﾟｼﾞｬﾏをめくりあげる。

そして、その手は徐々に下がっていった。

・

・

あ「裕翔ッ……」

裕翔「ん?ﾀﾞﾒだよ。まだここにいて。」

・

・

彼の言動は、指先はいつも私を狂わしていく――――……

＊

＊

＊