オシエテアゲル。 N.Y×R.Y×Y.C×D.A (ページ21)

今日:44 hit、昨日:1 hit、合計:483,011 hit

□Story.21 ページ21

＊

＊

＊

涼介「そう、そう。すごい、飲みこみ速いね。」

あ「本当?」

・

・

女子をやっとのことで追い払って生徒会室に行くと

二人のどことなくいい雰囲気が漂っていた。

・

・

・

侑李「ちょっとー、抜け駆け禁止!」

涼介「は、俺は別にただ仕事教えてただけ。」

・

大貴「嘘くせぇ。」

涼介「黙ってろ変態。」

・

・

・

Aと涼介の間に二人がぐいぐいと入って行く中、

俺は会長の椅子に座ってその様子を眺めて。

・

・

そうすると、Aと不意に視線があった。

・

・

・

裕翔「どうかした?」

あ「やっ、何でもない。」

・

・

裕翔「そう?というか、そこの資料とってくれる?」

あ「あ、うん。」

・

・

・

大貴「んだよ、いちゃこらしやがって。」

涼介「裕翔は仕事してんだよ。」

・

・

・

沢山の資料にサインをして、印鑑を押していく。

そして、カレンダーをﾁﾗｯと見て気づいたこと。

・

・

・

裕翔「大貴、今度の体育祭の計画立てたわけ?」

大貴「あー、半分くらい?」

・

・

涼介「実際は0％だろ。聞いたことないんだけど。

お前の口から体育祭の言葉を。」

・

・

そう、来月は体育祭で担当は副会長の大貴。

・

・

・

侑李「大貴が計画しないと予算降ろせないんだからね!」

大貴「分かってる、今から考える!Aと。」

・

・

あ「へっ、私!?」

大貴「うん、Aと。手伝ってくれるでしょ?」

・

・

・

完全にそれでAと仲良くして、あわよくば。

そう考えているのが丸わかり。

・

・

・

裕翔「Aじゃなくて侑李とやれ。

そしたら、予算と並行して決められるだろ。」

＊

＊

＊