■Story.3 ページ3
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あ「何が起きた……の?」
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“2-A 香椎Aを生徒会書記係に任命する”
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学内の掲示板に貼られている紙に
書かれている私の名前。
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「うらやましすぎる。」
「Aちゃん、超ラッキーだよ!」
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昨日できたばっかりの友達は拍手をしていて
状況を呑み込めていないのは私だけ。
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あ「あの、生徒会のメンバーって…………」
裕翔「俺の他に3人いるよ。」
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優しい声に優しい笑み。
昨日、私の頬にキスをした男の子がいた。
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あ「何で私が…………」
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裕翔「フフ、何でだろうね。
とりあえず、来てくれる?」
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昨日とは違って手は優しく包まれて
彼が向かうところへ私も向かう。
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そして、たどり着いたのは最上階の一番隅の教室。
いや、教室というか……ホテル?
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裕翔「今日からここが
Aの家になるから。」
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あ「えっ!?」
裕翔「生徒会に入ったら寮生活だよ。」
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訳が分からないことを言われて
思考回路がショート寸前。
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裕翔「親御さんには連絡してあるから。」
あ「嘘…………」
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裕翔「嘘じゃないよ。お母さん、
快く了承してくれたよ。
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まぁ、当然だよね。
生徒会に入っている間は学費がゼロだもん。」
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彼はそう言うと食器棚からティーカップを
二つ取出し、テーブルに置いた。
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裕翔「紅茶でいいよね?」
あ「あ、ハイ。」
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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月21日 18時