■Story.16 ページ16
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あのまま、結局裕翔の部屋で寝てしまっていて
起きて目を覚ますと彼の綺麗な顔があった。
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起こさないように腰に置いてあった手をどけて、
ベッドから出る。
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でも、その前に腕が掴まれて
元の体勢に戻ってしまった。
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裕「挨拶して無くない?」
あ「あいさつ?」
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裕「そう、お、は、よ、う。」
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ぎゅっと抱きしめられて、耳元で囁かれて。
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あ「お、おはよう…………//」
裕「フフ、顔真っ赤ですよ。お嬢さん?」
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あ「ちょっ…………」
裕翔「可愛すぎるAが悪いんだよ?」
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口内が塞がれて、涼介とのキスの時と同じ感覚に
頭がボーッとする。
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あ「ンッ………………//」
裕翔「反応がいちいちエロイんだよね。」
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首筋にチュッとキスを落とされて、
やっと体が離れた。
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裕翔「着替えておいで。玄関で8時に待ち合わせね。」
あ「あっ、うん。」
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裕翔「それともここで着替えちゃう?」
あ「き、着替えません!」
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バタンとドアを閉じて、廊下で一呼吸。
その時、向かいのドアがゆっくり開いた。
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あ「あっ…………おはよう。」
侑李「おはよう、って朝まで裕翔と一緒だったの?」
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瞼を擦りながら少し眠そうな顔の侑李君。
だけど、その顔はすぐにキリッとなって……
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ドンッ――――……
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あ「えっ…………」
侑李「今日の夜はぜひとも僕の部屋にね。」
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顔の両サイドに手がつかれて、
彼の唇がちゅっと私の唇に触れた。
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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月21日 18時