ジュリエッタ 2 snm SW

1年後　side渡辺翔太 ページ42

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ドイツの古城で開かれた結婚式

俺にはさっぱりわからないけど、有名なバレエダンサーがたくさん参列しているらしい


ガーデンパーティーでは賑やかに楽隊が音を奏で
余興とは思えない本格的なバレエもみれた
そりゃそうか、一流のダンサーがいるんだから
バレエ好きにはたまんないんだろう


「Aちゃん、あっちこっち呼ばれて大変そうだね」

と涼太が言った

「まぁ、親族だし…」


「余裕かましてていいの？」ってふっかが指さす方をみると舞台に上げられるA


今から何が始まるんだ？と観てたら

Aが踊り出した

初めてみる踊る姿にしばらく見惚れてしまった

それは俺だけじゃなくてここにいるみんなが惹きつけられていた


照「Aちゃんやるねぇ」


ふっか「うわっ、めっちゃキレイじゃん」


「…」


舞台を降りたら一目散に俺の側にやってきたA

「お疲れ」


「恥ずかしかった〜」


照「凄くキレイだったよ？まだやってたの？」


「去年からまた始めて…」


「えっ？そうなの？」


ふっか「翔太知らなかったんだw」


「うるせー
それより、いつレッスン通ってたの？よく時間取れるな」


「…メイコさんとボスにサイズ落とせって言われて」


ふっか「十分細いじゃん」


「…雑誌の撮影用に少し落とさないとダメで」


「へぇ、そうだったの？」


涼太「翔太知らなかったの？」


「家にいる時仕事の話しねーもん」


ふっか「Aちゃん俺なら仕事の愚痴でもなんでも聞いてあげるよ？俺んとこくる？」


「ありがとう、ふっかさん
仕事の愚痴は目黒くんが聞いてくれるから」


「いや、そこは俺に言えよ」


「じゃあ翔太くんもわたしに言ってよ、いっつも宮舘さんとかふっかさんとか岩本さんに言うじゃん」

「俺の話とお前は違うじゃん」


「違わないよ」


綾香「あら、痴話喧嘩？」


「お姉ちゃん」


綾香「久しぶりにAのダンス観たわ
また始めたんだ」


「うん、体型維持のために、ね」


綾香「そう、それより何か揉め事？」


「揉めてねーわ、お前引っ掻き回すのもう勘弁しろよな」


ふっか「そうだよ、羽田ちゃんが邪魔しなきゃ今頃俺が弟になってたかもしれないのに」


綾香「ふっかが弟なんて絶対いや」


「俺ならいいの？」


綾香「翔太かぁ…」


「なんだよ、不満かよw」

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