ジュリエッタ 2 snm SW

置き去り ページ31

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謎な集まりの食事会のおわり
パパが「たまには、家にも遊びにおいで、いつでも待ってるから」と言った


「…はい、麻里子さんにもよろしくお伝えください」


「あぁ、綾香、大介くん、気をつけ帰るんだよ
ママのこと頼んだよ」


そう言い残すとパパは一足早く帰っていった


残された四人…

「…じゃあ、わたしたちもそろそろ帰ろうかな」


「あら、いいじゃない、もうすぐふっかも来るしいたら？」


「えっ、ふ、ふっかさん？」


「うん、照くんとふっかにも大ちゃん紹介したくて
ついでに、翔太とAがくっついたこと報告したら？」


「そう…だね」


「綾香、悪いけど、俺たち今日予定あっあんだ」そう言って断ったのは翔太くんで


「そっか、じゃあ挙式はドイツで挙げるからその時はふたり揃ってきてね」


「Aちゃん、渡辺くん、今度はドイツに来てね？」


「はい、ありがとうございます…姉のことよろしくお願いします」


「にゃはは、綾香ちゃんのことは任せて！佐久間大介が一生かけて幸せにしまっす！」


「あ…はぁ、よろしくお願いします…」


二人とも別れて帰路へつく

さっきのことでなんか微妙な空気が流れてる…

「翔太くん…今日はなんだかヘンテコな会に呼んでごめんね」


「…別にいいよ」


「び、びっくりだよね？突然…結婚って、、、」


「…そうだな」


「ドイツで…」


「なぁ、お前ふっかのこといいの？」


「急に…いいって…どいうこと？…」


「ふっかと綾香付き合ってないし、あの二人はもともと付き合ってなかったって俺教えたじゃん」


「ねぇ、ちょっと、待って？どうして今更そんなこと言うの？…さっき、パパに言った付き合っていきたいと思ってるって、わたしたち、付き合ってなかったの？」

思い切ってさっきのことを聞いた


「俺、最初に言ったよな？ふっかのこと片付けたらって」

「片付けるもなにも、わたしとふっかさんは…」

「もう、いいわ、ふっかのとこへいけよ」


「えっ、ちょっと待って、翔太くん、なに言うの？」


翔太くんが何か話そうとした時、通行人から「あれってAちゃんじゃない？」って声が聞こえて

翔太くんは「すまん、先帰るわ…」とその場を離れてタクシーに乗ってしまった


わたしはどうしたらいいのかわからないままぼんやりと翔太くんが乗った車を見送った

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