ジュリエッタ 2 snm SW

ナンパ ページ25

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今日はうちに翔太くんが来るから朝からお掃除して、ベッドメイクしたり、溜まった洗濯物も一気にお片付け


朝は決まったものしか口にしないから気にしないでと言われたけど、夜は何か食べる？よね


冷蔵庫をみて買い物へ出かけた


そんなにたくさん買うつもり無かったのに、スーパーを出たら両手にいっぱい買っちゃって既に腕が限界

たまにやってしまうの、コレ
かと言ってタクシー乗るほどの距離でもないから
奮い立たせて歩をすすめる


すると後ろから
「お姉さん、すごい荷物だね、持ってあげようか？」の声


はぁ、こんな大荷物持った女ナンパしてどうすんだろ
無視無視


「おーい！」


「もう、間に合ってますっ」あまりのしつこさに振り向くと翔太くんで


「え？翔太くん…なに？ナンパしてんの？」


「は？ナンパしてねーわ、お前に気づいたから声かけたんだろ」



「あ、あぁ、そういうこと？びっくりしちゃった」


「俺、ナンパなんてしません、ほら貸してみ？」

袋を一つ私から受け取ると左手で持って空いた右手は
わたしの左手と繋がった…


半歩先を歩く翔太くんの耳は薄っすら赤い


「翔太くん、ありがとう…」


「あぁ、てかお前もう少し考えて買い物しろよ」


「あれこれ入れてたら重くなっちゃった」


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「翔太くん、家来るの初めて？だよね」


「引越しの時俺バイトで来れなくて照とふっかがきたんじゃん？」


「あ、そうだった…岩本さんが車借りてきてくれて手伝ってくれて、3人で引越し蕎麦食べた」


「照が女の子なのに荷物が少なくてびっくりしたって言ってた」


「当時からあんまり変わってないかも…」


「ほんとだ、なんか俺んちみてー」


「流石に翔太くんよりは荷物あるよ、冷蔵庫もちゃんと使ってるもん」


「俺料理しないし、水しか入れてないけど、こらからはお前が使えばいいじゃん」

「わたしに料理させようとしてる？」


「俺、洗濯と掃除は得意よ」


「じゃあ、一緒にお料理つくってみる？」


「えぇー、俺食べる係でいい」


「わたしもそっちがいい」


「じゃあ出前だな、ウーバー、便利な世の中に感謝」


「確かに、便利なんだろうね」


「頼んだことないの？」


「…うん、実はどうやって注文するのかも知らない」


「じゃあ、次俺んち来たら頼んでやるよ」


「わーい、嬉しい、楽しみだな」


「お前って、可愛いな…」


「は？えっ？」


「えっ、いや、うん…」


「自分で言って照れないでよ…」

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