ジュリエッタ 2 snm SW

あいのしるし ページ20

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目が覚めると翔太くんの背中が見えた


背中をみてたら寂しくなってきたから


そっと背中に手を置くと「ん…」とこちらへ寝返りを打ってくれて、首に腕を通してゆっくり抱き寄せてくれた


「おはよ」


片目を少し開けてまた目を閉じた


まだ寝るのかな…会社大丈夫かしら…朝ごはん食べるのかな…
次々浮かぶ疑問

ご飯なんて思ったからかな
大きくぐううぅぅぅっとお腹がなった


また片目を開けて「なに？いまの？屁したの？」って
信じらんなん発言


「してませんっ、お腹すいたの」


「俺んちなんもねーわ…コンビニいく？」


「いい、大丈夫
翔太くん、何時に起きるの？わたしそろそろ帰ろうかな」


「ん？今何時？」


「7時前…」


「そろそろ起きなきゃ…あー、仕事行きたくねー」


「ダメです」


「いいじゃん、もう少し一緒にいたいわとか無いの？」


「無くはないけど、、、」


「ちっ、あっさりしてんな、さて起きるか」

手早く着替えて先に彼の部屋を後にする

部屋に戻ってシャワーを浴びた

風呂上がり鏡越し背中と脇腹のあたりにアザを見つけた

やだ、どこかでぶつけたのかしら

触ってみても痛みもなくて、あ！やられた

これキスマークじゃないっ


キスマークなんてつけちゃうんだ翔太くんて…

モデル仲間が昔彼氏がキスマークつけたがって困るって言ってたことあったな
その時いた人はモデルの体にシルシ刻むなんて信じられないって憤っていたけど、つけられた子は仕事柄は困るけど嬉しいって言っていたのを思い出した

わたしならどうだろう…
でも撮影に影響が起こることは避けたいから、怒るけど、独占欲の表れとしてなら悪い気しない…かも

クスっと笑みが溢れたけどちゃんとつけちゃダメってことは言っとかなきゃ


翔太くんの事考えてたら翔太くんからメッセージがきた

翔太週末泊まりに行っていい?涼太のところで飯食おう


ほんと翔太くんは宮舘さんのこと好きなのね…

またクスッと笑みが溢れた


Aキスマークつけないって約束してくれたらいいですよ

翔太気づいたんだ


Aもう、絶対しちゃダメですよ


ごめんなさいのスタンプが送られてきたから

ぷいっとそっぽを向くスタンプを返しておいた


週末が来るのが待ち遠しくなった

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