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山姥切国広は、少なからず期待をしていたのかもしれない。
だからこそ、『昨日見ていないから』という理由で、Aに会いに来た。
たしかに、命令に従い、自分の意志では全く動かないのであれば、自信を傷つけ、ひどい扱いをしてくることもない。
それはいいことである。
今度の審神者は、大丈夫だと安心できる部分ではある。
だがしかし、彼らとて、人形が主など納得できるはずなかった。
そういうことも含めて、三日月は『主とは認めない』と言ったのだ。
ため息をつき、その場を立ち去ろうとする山姥切国広をこんのすけが呼びとめた。
「山姥切様」
「……」
壁の向こうに消える寸前で、山姥切国広は足を止めた。
「この後、出陣をしようと思っております。
病み上がりのところ申し訳ありませんが、どうか……」
「断る」
今度こそ、立ち去り姿が見えなくなってしまう。
こんのすけは、悲しげに耳を垂らした。
「そう……ですか…………。
あ！クロユリ様！！おみおつけが！！」
「おみおつけ……？」
「おみおつけが沸騰しています！！火から外してください！！」
しかし、『おみおつけ』が何のことかわからないAは首をかしげたまま、あたふたしているこんのすけを見ていた。
「お味噌汁のことです！！」
そういわれて、ようやく鍋を火からおろした。
「おみおつけ……味噌汁のこと……覚えた」
「今の若い方は知らないんですね……」
こんのすけは水分が蒸発して、野菜の煮物のようになっている鍋を覗き込みながら、カルチャーショックを受けていた。
「なんにしろ、お味噌を入れる前でよかった。
お水を足して、お味噌を溶きましょう」
Aはうなずき、ヤカンに水を注ぎ鍋へ足した。
程なくして、みそ汁は出来上がり、一人と一匹で食事を済ませた。
たくさん余ったみそ汁とお米は、誰に食べられることなく、昼と夜にAが食べることとなった。
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藍央(プロフ) - そうですか、すいません余計でしたね。 (2019年3月4日 12時) (
レス) id: 3d1ad82df4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラッディ・ドリーマー(プロフ) - 藍央さん» 申し訳ありませんが、キャラクターの性格、話し方等の指摘は受け付けておりません。詳しくは続編に書いてありますが、私も私なりの考えのもと書いています。ご了承お願いいたします (2019年3月3日 23時) (レス) id: 71334657d1 (このIDを非表示/違反報告)
藍央(プロフ) - 江雪や宗三の話し方はわざとですか？仲間の刀剣男士には普通に喋ってもいいと思うのですが… 話はすごく面白いです！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 3d1ad82df4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラッディ・ドリーマー(プロフ) - 面影草さん» お気遣い、ありがとうございます(^^)私は、気にしないようにしているので、今後、もしまた悲しいコメントがあったとしても、放置してしていただいて構いません。いつも読んでいただき、ありがとうございますm(＿ ＿)m (2019年2月26日 9時) (レス) id: 3090af0f06 (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - ブラッディ・ドリーマーさん» 返信ありがとうございます。文面がちょっと受け取る側からしたら火に油を注いでるように感じたかもしれません。喧嘩をするつもりはありません。今後、このようなコメントがなくなると良いですね。 (2019年2月26日 9時) (レス) id: 50c6120963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あき | 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月7日 16時
