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半年経って、ようやく街に下りた。もう11月も中旬で、僅かながらにクリスマスの雰囲気が現れ始めている。





ここで一つの課題が発掘された。
呪術高専に入学するには少なくとも認知されなければならないことだ。今まで山で呪霊狩をしてきた私は間違いなく無名だし、戸籍があるのかすら不明だ。そこはどうにかしてもらわないと家が借りれない、と神を問い詰めたら、もう既に移住先も決まりあとは引っ越すだけになっていたそうで。
普段なかなか謝らない私も、この日ばかりは素直に謝った。







…そんなこんなで、今はマンションを借りながら街で呪霊を祓っている。何とも優秀な神のお陰で、呪術高専等にマークされている呪霊は把握済みである。
その呪霊を祓ったり、勝手に戦闘中に補助に入ったりすることで少しずつ度を上げていった。


目指すは『最強の盾』だ。響きは格好悪いけど、なかなか珍しいポジションなので役立てることを願っている。
















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11月もあっという間に終わり、気づけば12月下旬。1ヶ月ほど街の呪霊にも触れて、呪具(攻撃)+術式(防御)の戦闘スタイルにも慣れてきた頃だった。



「そういえばお前さ、」

「今忙しいから後にしてくんない?」

「…そ・う・い・え・ば…さっ!!」




神の呼びかけを軽く流していたら、頭に強い衝撃が走った。どうやらお気に召さなかったらしい、と殴られた頭をさすりながら若干キレがちに振り返る。



「何も殴んなくていいじゃん、何??忙しいんだってば」

「これ、さっきポストに入ってたけど。別に要らねぇならいいよ、捨てとくし」

「なにそれ………え、呪術高専から!?ちょっと、会話の内容は最初に伝えるべきでしょ!」




神がピラピラと靡かせていたのは呪術高専からの手紙だった。土下座して見せてもらうと、ちょっと面貸せやみたいなことが書いてある。もちろん二つ返事で承諾した。




呪術高専から指定されたのは、12月24日、クリスマスイブ。私が独り身なのを知ってのことが知らないが、なんだか腹が立ったのは覚えている。
てっきり呪術高専に呼ばれるのかと思っていたけど、示されていたのは郊外の住宅街だった。





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.→←彼らと出会うまでの話。



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設定タグ:呪術廻戦 , さしす組 , 救済
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匿名(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます。とりあえず早くさしす組を登場させられるように頑張ります! (3月22日 7時) (レス) id: fb28870297 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - イラスト上手ですね!お話も面白いです!更新頑張って下さい!! (3月21日 22時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:匿名 | 作成日時:2024年1月29日 23時

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